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僕は社畜で恐妻家

はじめまして いつもタツオと申します。

このnoteの中で独自の思考法を紹介して行くのだが、まず先に注意喚起しておきたい。

それは、誰もが簡単に置き換えられる普遍性を追求していない記事なので、僕にしか当てはまらない事が多々ある。そのまま直に実用化できるものでは無いということだ。

御自身の置かれている状況に置き換えるのに少々アタマをひねって頂くが、それもそれで自分自身を見つめ直す良い機会だと思ってほしい。

それでは始めよう。

「僕は社畜で恐妻家」

僕は仕事も家庭も全力で取り組んできたが、両立することの難しさを常々感じている。(ちなみに仕事は営業職)

仕事でイイネをたくさんもらっても、家庭ではブーイングの嵐で炎上することも。逆に家庭を第一になんて思ったら、仕事の成果が薄れちゃう。

両立できる器用な人を羨んだり、書籍に頼って打開する方法はないか模索することもあった。

結論。自分の頭で考えるのが一番だった。(そんなことは誰もが気付いているだろうに...w)

仕事に於いて一番の問題は自分自身の能力を過信しすぎていたことだ。どちらかと言うと僕は猛烈な営業マンタイプで積み上げ式が最強だと信じていた。自分の能力最大値を無視して少しでも出来そうな事をどんどん上乗せしていった。もう常に脳の容量はパンク状態である。

一方の家庭の方はと言うと、短気な妻からは家事を手伝わないとか子供の面倒をみないとか言いたい放題いわれていた。(働いている時間の割に給料が安いとかもね...クー!!でもまあ確かにその通りか...w)

自分なりに休日は掃除や洗濯、買い物の付き添いなんかも積極的にやったつもりだったのだが、満足してはもらえなかった。おまけに月の小遣いは1万で発狂しそう!(これも家を建てたばかりで住宅ローンを考えば仕方ないか...クー!!)

そうして毎日忙しく仕事と家庭に魂を磨り減らしている内に、やってしまったのだ。

仕事中に大怪我をした。得意先を回り終わった後で気を緩めたのか足首を捻って靭帯を断絶してしまったのだ。

仕事中の怪我だったので不幸中の幸いで労災はおりたが、全治6週間で暫く仕事にも行けずに家で過ごす事になったのだ。

最初の3日間は痛みで全く動けない。一週間ほど経つと1歳の子供と寝た状態なら少しだけ遊べるようになった。考えてみたら子供が生まれてからも、一日中仕事ばかりで家にいたことなんて無かった。

つかの間の幸せ...。しかし、これを良しとしない人がひとり居たのだ。

そう我が恐妻だ。

僕が子供と楽しそうにしていると、アメリカのヒップホッパー張りのディスリが始まる。hey Yo テメ何ひとり楽しそうにしてんだメーン!(※これはイメージ。我が家はとても治安が悪い)

彼女の怒りの内容は、自分ばかりが子供の面倒をみて貴様の面倒まで見てられるか!というもの(仰る通りです。ごめんなさい)

ただ、それだけでは済まさないところが我が恐妻。怪我をしてから10日目、とうとう子供をつれて実家に帰ったのだ...。(ヤアオ!!)

満足に動けないし金も無い。痛む足を引きずりながらカップラーメンを漁って食らいつく。(ヤアオ!!)

一瞬、仕事を引退した後の自分の将来が見えたのだが考えないように蓋をした。

仕事の方はというと、自分にしか出来ないであろう案件をたくさん抱えていたので、さぞかし大変だろうと連絡を入れると...。上司はめちゃめちゃ機転が利く仕事の出来る人(しかも思い遣りのあるスーパーマン)なので、物の見事に切り盛りしていた。(あれオレいらね...ヤアオ!!)→まあ後で同僚に聞くと相当大変だったのを感じさせないようにしていたらしい(怪我してごめんなさい)

もどかしさを抱えながら一人で家にいると、今まで見えてこなかった自分の姿が浮き彫りになっていく。(俺は何の為にがんばっているんだ的なねw)

全て身から出た錆ではあるのだが、身体的にも精神的にも経済的にも追い込まれた。

そこで僕は自分で自分を救う為の思考法を研究することにした。大前提になるのが、これから起きる全ての事柄は自己責任だということ。終始これだけは一貫しようと思ってる。

まず自分自身の置かれている状態を整理した。

自分を客観視することって以外と難しい。気付かない内に事実を自分の都合の良い様に歪曲してしまったり、基本が気合いや根性で何とかなるもんだと思っていると、事態を冷静に判断する事もできなくなる。

怪我をして、自分の価値観を総入れ替えするくらいの気持ちになって漸く自分の姿が見えてきた。

僕は僕自身のマインドと社会構造の中で限りなく詰みに近い状態だったんだ。(将棋とか知らない人もいると思うから補足しとくね。詰み=王を取られてゲームオーバー)

妻子を持って、自分の肉体と時間を会社に売る。フラット35で家を建て気の遠くなるローン返済を続ける。終身雇用制や年金受給を疑いながらも、どこかで期待を持ち続けている。これって典型的な日本型資本主義のカモリーマンだよなw

だけど、一般的には妻子を持って正社員で働いて家を建てた男。これがまだまだ賞賛される?世の中だ。(この国マジ大丈夫かw)この古い価値観が僕らを息苦しくさせて正常な判断力を鈍らせる。そして思考を停止した大量の労働者(カモ)が僕の様に身動きが取れなくなったら出来上がり。(ヤアオ!!)

そこから暫くは後悔の念に押しつぶされそうになった。(この後悔したくないし失敗を認めたくないという思いが強い人程、気合いや根性で突っ走ってしまい、良く状況を把握していないのだ。僕もまさにそれだったw)

限りなく詰みに近い状態と表現したのは、既に詰んでいるのなら事実に目を向ける事も無かっただろう。気が付いても気が付かない振りをして、真面目にリハビリに専念をする。立派なカモとして一刻も早く市場に復帰し、またしても残りの命を誤った解釈で削り続けたのだろう...。

今の自分を救う唯一の方法は本当の意味での精神と身体の自由を手に入れることだ。その為には金が必要だ、そしてその為にも時間が必要。しかし今の状況下で時間を手にする事は如何に至難の業か想像に難くないでしょう。

そう、このnoteでは労働者で公私ともに「がんじがらめに拘束された人間」が環境を変えずに時間を捻出する方法を研究し実践して行こうというもの。

まだ現状は王手飛車取りくらいか。(また将棋を喩えにして判りづらいかも知れん...sorry)

王将(自分の命)を差し出す代わりに飛車(将棋では王将を除いて最も重要だとされる駒)を差し出せば、まだ手はある。

憎らしき妻wと可愛い息子を僕の命と仮定して王将の一部としたら、飛車は仕事での働き方で立身出世といったところ。(変な比喩かも知れんがイメージでとらえてね)

そこで
僕が考えた時間を捻出する為の方法(超絶くそ野郎の流儀)

①脱力系サヴァイブ←完全なる造語です

「超絶くそ野郎の流儀」で柱となる考え方。会社や人からの期待値、年間の目標を引き下げる。これは雇い主や上司、同僚に迷惑をかけない為にも長期戦での根回しが必要となる。自分の能力の2段階くらい下の土俵で勝負する為のメソッド。

②フェイク系鈍感人←やはりこれも造語

敏感に物事に反応する視野の広い人ほど是は有効だと思う。意図して鈍感であれってこと。言い方が悪くなってしまうけど、鈍感を装えという意味だね。これは時間を作る上でも人との関わりに於いても重要になってくる。

③3秒スカウティング術←勿論、造語

ある法則に乗っ取り、あらかじめ相手の状態を把握する。脱力系サヴァイブの成功率を上げる為の洞察術で、サヴァイブを仕掛けるか否かを判断する。

最後に

人からは満タンの水が入ったコップに見せること。(日々のフェイク力の鍛錬)→でも実際には空っぽのコップである。

怪我するまでの僕は満タンに水の張ったコップに酔っていた。俺はこんなに仕事をしているんだ的なねw←少し揺するとこぼれちゃって反って迷惑だからやめましょう。誰も幸せにはなれません。

右足の靭帯と引き換えに、新しい自分に出会えたことが吉と出るか凶と出るかは判らない。でも今の自分がワクワクしていることは確かだ。

そう、ちなみに出て行った妻子は怪我から3週間後に帰ってきたよ。

妻は不機嫌そうにソファーに座ってTVをつけて得意のラップを披露してくれた。hey yo! テメ少しは反省したかファカメーン!!目障りだから反対側の靭帯もブッた切ってやろうかハハッ この馬面が床でも舐めとけ!!(※イメージです。我が家はとても治安が悪い)


また読んで頂ける事を楽しみにしております。PS:今は小走りが出来る様になった「いつもタツオ」より

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