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おぉ、感性の渇きよ

おはようございます。朝方300秒で目を通せる「おはnote」

3連休を終えて行楽シーズンも終わりとなりそうです。月が変わればあっという間に年末の準備と、忙しくなりますね。

それでは本日も参りましょうか「おーい!!」




すぐにスワル:「沙羅双樹の花の色…奢れるものは久しからず…ん?なんじゃ?」

いつもタツオ:「スワルか…。今日は朝から面倒な奴が出てしまったわい」

すぐにスワル:「タツオや、近頃のお主は思考を凝らし過ぎておる。そんなに考え込むものではないぞ、ワシら人間は自然の摂理に従う他に無いのじゃからな。おぉ、それと久々の登場じゃからワシのプロフィールを載せておくぞ。急いでいたら飛ばしても構わん」


・すぐにスワル(いつもタツオの幼なじみ)

琵琶の名手と謳われ、遠くからその音色を聴きにくる人もいるほどだ。とにかく太々しい、だたの老荘思想かぶれ。自然に回帰せよが口癖。
彼の奏でる「コイケ物語」は、ラーメンに心を奪われたコイケ一族の栄華と破滅を描いた不朽の名作。「コイケに非ずんば人に非ず」という名言を残した。最後、日清殿がスープに身投げするシーンは多くの人の心を掴んで離さない。


いつもタツオ:「ダメじゃ、コヤツと二人じゃとモーニングコラムらしくならんわ。誰か出でよ!」



ナメック・ジロー:「おはようございます。どうか致しましたか?」

すぐにスワル:「ん?だれじゃ小童め。タツオよ、ワシとの討論に背を向ける気か」

いつもタツオ:「やあジロー。今朝はスワルが現れたのじゃが、アヤツとは軽い会話が出来んのじゃ。すまんが少し付き合ってくれ」

ナメック・ジロー:「承知しました。しかしながら、私に何ができるという訳でも無いのですが...」

すぐにスワル:「タツオよ、続けるぞ。お主は物事を感覚でとらえる事を忘れ、直ぐに思考に逃げる癖がある。いわば頭でっかちじゃ、感性が乾いてしまっておる」

いつもタツオ:「言わせておけばスワルめ、偉そうに!お主の様な老荘思想かぶれに吾輩の気高き志が分かる筈がなかろう」

ナメック・ジロー:「まあまあ二人とも、朝から喧嘩はやめましょう。討論というより口論になっていますよ。スワル様、ひとつお訪ねします。あなたの仰る感性の乾きというものは、如何にして潤いを取り戻す事が出来るのでしょう?」

すぐにスワル:「ふんっ。滝行じゃ、滝に打たれし者は乾いた感性に潤いをもたらすであろう」

いつもタツオ:「ジロー聞いたか!アヤツがめちゃくちゃを言ってる事は明かじゃろ!ただの思いつきじゃ」

ナメック・ジロー:「いえ、あながちスワル様が仰っていることも間違いではありませんね。滝行には一定の効果があると伺っております。現実世界ではあり得ない様な状況に身をおき、己の意思との戦い。無の境地を感じる者もいるとか...」

いつもタツオ:「ジロー!!」



すぐにスワル:「ワシの暮らしておる隠とん小屋じゃ、すぐ近くに滝がある。逃げるでないぞタツオ!」


いつもタツオ:「......。」



すぐにスワル:「では、順番に滝に打たれていこう。小僧、お主は滝行をする為に生まれてきたような恰好をしとるの。では始め!」




ザアアア.......

(10分経過)




ナメック・ジロー:「......時間ですか。本当だ、気持ちが軽くなり自分の五感という五感が躍動しているぞ」

すぐにスワル:「よし、タツオ。お主の番じゃ、心ゆくまで自然を噛み締めるんじゃな」

いつもタツオ:「黙っとれ!いくぞ」
(ああ嫌じゃー、しかし教え子の前で醜態を晒せんわ)





ザアアア..

(1分経過)







アアアアアアアア!!!!チュベたい!


すぐにスワル:「やれやれ、お主の感性が鳴いとるぞ。仕方ない今日の滝行はこれで終わりじゃ」

いつもタツオ:「貴様ぁ!やらんのか!早く滝に飛び込まんか!」

すぐにスワル:「ん?ワシはやるとは一言も言っとらんぞ。....分かったわい。今やるから怨念じみた顔で藁人形を取り出すのはやめんか」



ザアアア





社畜3号:「あれっ御先に失礼。皆さんも滝行でしたか、失礼ですが後30分程まってもらえますか。私は一回30分を7セットやらないと気が済まないんです。もう中毒になっちゃって♡」


ザアアア


すぐにスワル:「帰ろう」

いつもタツオ:「帰ろう」



・今日は300秒を超えてしまそうですので、いつもタツオ本体からのコメントは差し控えさせて頂きます。

感性の乾き...ですか、芸術に触れる事が私なりの解決策です。

では、良い1日になるといいですね。

-おしまい-

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