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ゲストに合わせて「型」を変えていく

前回「承認欲求を満たすサービス」は良くないよね、という記事を書きました。

今回はその補足というか、それがダメならどうすればいいの?を書いていきます。

人にはそれぞれ得意な「型(スタイル)」がありますよね。
スポーツなどでもそうですが、自分の得意な型に相手を引き込むことが必勝への道となります。

ただ、この「型」もとても表現が難しくて、あまり型にはまりすぎると、接客サービスにおいては、ゲストを窮屈にさせる可能性があります。
どんなゲストに対しても、自分が得意な型の一辺倒では、ただの「承認欲求を満たすサービス」と捉えられてしまうということですね。

大切な事は、ゲストの特徴を見極め、そのゲストにとって心地よいサービスを「自分の型」で表現できるか。

ゲストの年齢、職業、地位、性別、利用した目的などなどあらゆる情報を集め、分析し、自分の型に反映させる。
ゲームで言えば、ある敵を倒すために、自分の装備をその相手用に組みなおしていく感じですね。

一つの「型」に固執せず、ベースの「型」を持ちつつも、相手に合わせて柔軟に「型」を組み替えていく。

これが自分にとっての理想のサービスを「承認欲求を満たすサービス」と捉えられないようにする方法です。

さらっと書いていますが、これはとても難しい事です。
ただ、その難しさこそが、接客サービスの醍醐味であり、面白いと思える部分だと私は思っています。

自分の「型」をゲストに合わせてカスタマイズしていく接客サービスをするにはどうすればよいのか?
それを可能にするための能力として必要なのは「洞察力」です。
詳しくはこちらの記事に書いていますので、よろしければこちらもご一読ください。


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