Win-Winの関係性が作れる職場
Win-Winの関係性が作れる職場
前回、雇われる側(アルバイト側)の心持ちみたいなものを書いたので、今回は雇う側の心持ちというか、こんな環境を準備してあげたいという私の理想を書いていこうと思います。
どちらの側の方も気楽に読んでいただければと思います。
結論から書くと、私の理想の職場は題名にもあるようにお互いが「Win-Winの関係性が作れる職場」です。
私が好きでよく使う言葉に「等価交換」がありますが、ゲストとの関係だけでなく、職場の関係の中にも「等価交換」の考えは必要だと考えています。
今回の話においては、学生アルバイトとお店の関係で見ていただけると助かります。
お金だけの関係性ではWin-Winは成り立たない
何を持ってWin-Winとするか。
お互いが提供しあうものは、次の通りです。
働く側:労働力、時間
雇う側:お金、スキル、経験(資格、肩書)
改めて図にすることもなく当たり前のことではありますが、雇う側は、給料を支払うことで、働く側の時間を買い、労働力として働いてもらいます。
ここで職場という環境としてこの関係を捉えた時に、ただの「お金の関係」で終わらないようにしたいと私は考えています。
ここからは、雇う側目線で書いていきます。
私の場合、アルバイトに来てくれる人は学生が多かったです。
その学生達を、管理職として、面接やシフト調整をしていくわけですが、それを繰り返していくうちに、学生時代の遊びたい盛りの時期に、働くための時間を作ってもらえることは、とてもありがたいことなんだと感じるようになりました。(特に婚礼サービスの場合は土日が多いので)
土日はやはり、遊びに行きたくなるものですが、それをせず、働きに来てくれていることを考えると、私は単純に「お金を払っているのだから働いてもらう」という考え方だけでは「等価」には値しないのではないかと考えるようになりました。
お金だけでなく「スキル」と「経験」も提供する
そこで、お金以外にも提供できるものは何かと考えた時に、上の図にも書いた「スキルと経験を提供する」ということを思いつきました。
特に接客サービスのスキルは、社会人になった時にいろんな応用が効きます。更に結婚式というイベントには、日本の古くからの文化がたくさん盛り込まれており、それらを社会人になる前に知ることは、就職活動においても大きな武器になるのではないかと私は考えました。
そう考えるようになってからは、より育成の環境に工夫を凝らすようになりました。
そんな中で生まれてきたのが「樹の接客術」と言ってもいいと思います。
より、接客サービスの技術を分かりやすく、そして応用できるところまで身に着けてもらうにはどうしていけばよいのか?
その工夫と努力を続けていくことで、いい意味で「ここにいたらメリットがある」と思ってもらえる職場にしようと考えました。
雇う、雇われるを超えた職場作りの必要性
前回の記事でも書きましたが、働く側の学生さん達には「社会人になる前の予行練習」として、たとえバイトであれ一生懸命に取り組んで欲しいと思います。
そして、雇う側は、そういった前向きな気持ちを持ちやすいように、環境を整えていく必要があると思います。
最近、人材確保の手段として「賃上げ」する企業が増えているという記事を目にしました。
確かにそれは生活をしていく上でも大きなメリットにはなりえると思うのですが、学生に関わらず、働いている人達がその職場で何らかの手ごたえを感じれない職場だとしたら、いくら給料が良くてもそこからは離れてしまうと思います。
私自身、有能な人材ではないので「雇う側は、良い環境を準備しなければならない」と強く言うことはできません。
ただ、そこで働いている人達全員でこの職場をより良いものにしようといろんな意見を出し合って、常に変化を加えていれば、その職場はWin-Winの関係が保たれている職場と言えることができるのではないでしょうか。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
よろしければ、コメント欄にあなたのご意見、ご感想を一言書いて言ってくださいね。