新大久保テイクアウト(最強)マップに寄せて【室橋裕和】

新大久保に住んでいます。

うちのマンションのベランダからは、ヒジャブをかぶったムスリムのおばちゃんが洗濯物を取り込んでいたり、ベトナム人の女の子が連れ立って歩いていく姿が見えます。どこからかスパイシーなカレーの香りが漂ってきたり、インドポップスが聞こえてきたりします。街の人口の半分近くが外国人だといわれています。

このごちゃごちゃ感が面白くて、気楽なアジアの横丁的な雰囲気が好きで、しばらく暮らしています。

そんな新大久保では、テイクアウトのお弁当もまたインターナショナルです。もちろんコロナ禍の営業自粛を乗り越えるための苦肉の策ではあるのですが、これほど多国籍なお持ち帰りメニューが揃う街もなかなかないと思います。

この豊かな街の食文化をどこかで紹介したいなーと思っていた、ちょうどそのタイミングで、タケダキョウコさんに声をかけていただき「新大久保テイクアウト(最強)マップ」の製作をお手伝いすることになりました。少しでもこの街を知ってもらうきっかけになれば、と思っています。(室橋裕和)

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室橋裕和 アジア専門の記者、編集者/元週刊誌記者/元タイ在住10年/現在は新大久保在住。『日本の異国: 在日外国人の知られざる日常 』『バンコクドリーム Gダイアリー編集部青春記』など著書多数。ツイッター https://twitter.com/muro_asia 


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