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実績に惑わされないコツ

おはようございます。

木曜日の7時なので、不動産の仕入営業にむけて「ビジネスヒントになる記事」を投稿します。

今日は、仕事で結果を残すコツというよりは、転職活動や人事採用につながる話です。




なにも考えずに、ただ言われた実績を表面だけで捉えると、「あの会社(人)の実績すげー!」と思考停止に陥り、判断を見誤ります。

これは危険です。

そうやって実績に惑わされると…「イメージとは違う会社」に転職してしまったり「アドバイスを聞くべできではない人」に相談してしまう事態が起こるからです。

あなたの人生のターニングポイントである「転職」とか「結婚」とか「採用」では、正しい選択をおこないたいですよね。

では、実績に惑わされないコツとは?

大前提として「実績を疑う」という気持ちは大切ですが、「実績の裏にある背景を読み解く」がポイントです。

転職しようとした会社の面接で、面接官から「我が社の最高年収は、3,000万円です」と言われても、実は、年収3,000万円は役員1名だけで、残りの社員は全員「年収300万円」かもしれません。

そんな会社で、とてもじゃないけど「年収3,000万円が目指せる会社だ!」とはなりませんよね?

ほかにも

あなたが人事採用の立場であり、営業マンに、前職の実績を聞いたとします。

営業マンが「前職での建売実績は、年間100棟以上です!」と言ったとしても、その数字はチーム(5名)としてであり、1人で達成した数字ではないかもしれません。

なんなら

前職は、契約書作成や販売契約を他の部署に丸投げできる会社であり…「建売実績」といっても、飛び込み営業をして、仕入ができそうな物件に対して買付を提出していただけの可能性だってあります。

もっと言うなら、大手の戸建分譲会社であれば、年間100棟は、実績として少ないのかもしれません。

やはり、実績だけに惑わされずに、数字の裏を読み解いたり、実績の背景にある要因を考えて判断するべきなのです。

わたしは、昔から、おおくの人と接点を持つタイプなので、マルチ商法による勧誘を5社ほど受けたことがあります。笑

アムウェイでは、渋谷の本社の中までお邪魔して、説明を聞きにいきました。

すると…

ビジネス経験が少ないアムウェイの会員は、会社や成績優秀者を自慢するばかりで、勧誘者本人には説得力がない。

わたしは、プレイヤーとして優秀になれる環境に身を置きたかったので、「あなた本人に、ビジネスマンとしてのスキルが足りないように感じる。ここでの弱みは、プレイヤー一人一人が優秀になれないことだ」と話をして勧誘をお断りしています。

転職時のエピソードもあって

転職活動中に出会った不動産会社は、役員の方がピッカピカのスーツを着て、「うちの会社は給料がとてもいい。とにかく金が稼げる」みたいな話を延々とされて、なんだか胡散臭かったので、入社をお断りしたことがあります。

会社側の説明にビジョンが見えなかったので、「今だけ稼げればいい」みたいな短絡的な考えが透けて見えました。

「社員への給与還元がいい」は、言い方を変えれば「企業成長への投資に回していない」とも言えます。

その会社は、わたしがお断りした2年後に倒産していて、路面店舗は美容室に変わっていました。

逆に

わたしが入社を決意したベンチャー企業では、最終面接で「うちの会社はハードワークだから、厳しい思いをするかもしれない。それでも、上場を目指して働けるか?」と聞かれたのですが、逆に好印象でした。

実績としては褒められた企業ではなかったですが、「店舗拡大」「戸建企画開発のノウハウ」「チームマネジメント」など、多くのことを経験させてもらっています。

転職ジャンキーのわたしは、面接時には、むしろ不動産会社を見極めているのです。

不動産業界では「胡散臭いヤツ」「なんか怪しい会社」が多いと思うので、実績に惑わされずに、その背景を読み解く力を身につけたいですよね。

「実績に惑わされないコツ」は、「不動産業界を渡り歩くコツ」と同義なのかもしれません。

では、また来週!

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