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経験値の重要性とは?
おはようございます。
木曜日の7時なので、不動産の仕入に関して「ヒントになる記事」をお届けします。
今日は、経験値の重要性について書きました。
どうぞ
「机上の空論」より「実績や経験値」をアテにする。
わたしは、「机上の空論」が大嫌いです。
「机上の空論」とは、文字通り、机の上で考えただけの役に立たない意見
なぜか?
役に立たないというのはモチロン、「やった気になる」というのが、非常に「罠」だと思っています。
悪質なんです。
わたしは、創業数年のベンチャー企業(不動産会社)で働いたことがあるんですが、ある日、勤め先の社長がコンサルティング会社に意見を求めたことがありました。
「どうしたら、業績が伸びますか?」
すると、コンサルティング会社は、競合他社のデータを集めて、分析して、レポートにまとめて、業績が伸びるアドバイスをくれました。
当時は、建売事業で業績拡大を狙っていた会社です。
わたしも、コンサルティング会社からのレポートを見る機会がありましたが、全く役立たずでした。
もちろん、コンサルティング会社ですから、優秀な人がおおくて知識も豊富でトークもさえています。
ですが
かれらは、自ら、建売事業を手掛けたことはありません。
1日に、不動産業者へ何件訪問すればいいか?
買付を何件だせば、契約に結びつくのか?
そんなことばかり書かれたレポートをみて、当時の社長が…
「いやいや、その時々で事情もやり方も変わってくるから、そんなデータはアテにならん!」と吠えていたのを覚えています。笑
たしかに
「買付提出の数」と「契約数」を数えれば、「何%の確率で契約になっているか?」は分かります。
だからコンサルがいう、「契約したければ、まず〇〇件の買付を出しましょう」は的を得ていますね。
ただし
その「背景」や「事情」までは、実際に仕入営業という活動をしたことがないから、全く理解していないわけです。
会社からのノルマに追われて、形だけの買付(契約の可能性が0%)を出すこともあれば、「金額」ではなく「買付条件」が敗因だったケースもあります。
専任を欲しがる仲介に対して、「一切専任返しをしない」という建売会社であれば、買付をいくら出しても契約につながる可能性だって、増えません。
現場を経験していない人からのアドバイスって、アテにならないんですよね。
机上では把握できない「外的要因」や「想定していない問題」「技術量の差」みたいなことが、現場には存在していて
これって
実際に、仲介と相対して交渉したり、空気感を感じ取りながら軌道修正したりと、現場での経験を積み重ねないと身に染みません。
当時のベンチャー会社の社長は
「なにも分かっていない奴らに、アドバイスなんて求めるんじゃなかった!多額のお金を投資したがムダだった!」と吠えていました。笑
わたしは、「ああ、まだ理解のある社長でよかった。」と思いましたよ。
社長は、自ら建売の現場にでるプレイヤーでもあったから、変な幻想に惑わされずにすみました。
でも
コンサルのアドバイスを鵜呑みにして、成功するためのヒントを掴んだ気になる経営者って、結構おおくないですか?
お金を払ったがゆえに、机上の空論が正しいと思い込み(または、間違っていると思いたくない)、見当違いの方向に船をすすめてしまうのが、本当に”罠”だと思うんです。
「よおし、明日から買付をたくさん出そう!」とか
「不動産業者への訪問は1◯件がノルマだ!」とか
それで契約数が伸びるなら、誰だって成功しますよね?
経験値を積むことに専念する。
やったこともない上司から「あれやれ、これやれ」って言われて、腑に落ちないことって、みなさんにもありませんか?
わたしにもありました。
「やってから言えよ」ていうやつです。笑
「経験値」って、ビジネスパーソンにとっては、非常に武器になることなんですよね。
経験値を積んだ上司であれば、人を束ねるうえでも「説得力」「信用」があるので、言葉の重みが段違いです。
また
自らを律する際にも、「あのときの自分に比べて、自分はどうだ?」と比べることができたり、鼓舞することができますね。
裏を返すと
経験値を詰めない環境に身を置くのは、あなたの成長をストップさせることに繋がるかもしれません。
わたしは、就職活動のアドバイスをするときに、真っ先に「契約できる会社を選べ」といいます。
自らの経験でのアドバイスです。
ハードワークをこなせる若い時期に、「契約の経験をどれだけ積めるか?」が、不動産業界で生き抜くための必須条件だと思っています。
大手企業に勤めて、一般常識、ビジネスマナーを身につけるのもいいでしょう。
ただ
わたしは、その間に、ベンチャー企業で目を血走らせて、朝から晩まで仕入契約の経験を積み重ねました。
そうすることで、ちょっとやそっとじゃひるまない、強靭なビジネスパーソンになれるのです。
成長を求めるならば、経験値を積むことに専念するべきです。
経験値は財産になる。
わたしは、「3年で」「一都三県で」「100棟以上の戸建住宅」を開発したことがありますが、そのときの経験を記事にしています。
このマガジンにある記事は、全て、私自身が体験した実話であり、文書責任はすべてわたしが負うものです。
ここだけでしか読めない内容ですから、仕入営業のみなさんは、疑似体験でもしてもらえたら嬉しいです。
現に
ここから仕入契約をした人もいるので、「実用的だ」とも言い切れます。
経験は財産にもなるのです。
同じことを繰り返して、上司の愚痴を吐くばかりの、つまらないビジネスパーソンになってはいけません。
どんどん経験を積み重ねて、立派な仕入営業を目指しましょう!
では、また来週!
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