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付加価値は、どこにあるか?

おはようございます!

木曜日7:00に、『不動産の仕入のヒントになる記事』を書いていますが、先週分をサボってしまいました…。

言い訳をすると・・・本業が大忙しで、手が回らなかったのです。(ごめんなさい。)

バツとして、今日は、たくさん投稿します。

何本投稿するかは約束できません。笑

とにかく、たくさんです。

まずは、『付加価値は、どこにあるか?』という内容から書きます。

相手に、付加価値を提供できる営業になれるように、是非、読んでみてください。

価値の定義


まず、価値とは何か?

不動産の仕入業をおこなう私達は、お客様にとって「住みたい・お金を払いたい・役に立った!」と思われる商品を開発しなければいけません。

つまり

価値とは、”お客様が求めるもの(ニーズ)”です。

わたしたち仕入側(サービス提供者)が考えたものではなく、お客様の主観によるところがおおきいわけです。

価値について、分かりやすく武井壮さんが講演しています。

このチャンネルでは、商品(人)の価値は『クオリティ』ではなく、『求めてくれる人の数』とおっしゃっています。

逆に

どんなに優れたものでも、どんな仕事をしても、どんなに素敵な夢をもっていても…それを、誰かが必要としてなかったから、価値はない。

これが、価値の定義ですね。


付加価値とは?


レインズやSUUMOをみると「この不動産、高い!」と思うことがあるでしょう。

ただ

先程の話のとおり、あくまで、価値はお客様が決めることです。

わたしたちの相場感や、単純な金額比較で判断してはいけません。

こちらが決めることではないのです。

そういった「相場度外視」の不動産が、ちゃっかり売れています。

これは「付加価値を提供している」と言い換えられるでしょう。

では、付加価値とは、なにか?

ここでは、わたしが考える「付加価値」を2つに絞ります。

『感動』『未知』です。

ワンフレーズで、きれいにまとめてみました。

どういうことか。

あなたは、映画館に行ったことはありますよね?

たとえば、「映画を見に行こう」と足を運ぶと、エンタメとして映像を楽しむだけのつもりが、想像以上の『極上音響』だった。

これは『感動』です。

「エンタメを楽しもう」という一定の基準を超えたことで、お客様は付加価値(感動)に対して、「定価以上のお金」を支払います。

また

飲食店一体型の映画館も誕生していますが、これは、映画館をライブ会場とみたてて、「映画、面白かったね」という意見が言い合えるような、交流場所というニーズを満たす狙いがあります。

こっちが『未知』です。

『潜在(せんざい)ニーズ』とも言いまして…誰も発見していない、まだ作られていない付加価値を指します。

お客様自身も気づかなった、より深い付加価値ですね。

映画館を「エンタメを楽しむ場所」ではなく「人と会うキッカケ」にしたわけです。

女性を映画デートに誘ったこと、あるでしょう?

別に、見たい映画なんてないくせに…。

それです。笑


付加価値は、どこにあるか?


やっと、今回のメインなのですが・・・付加価値って、どこにあると思いますか?

「相手の期待を上回る」とか「プラスアルファ」とか「一定ラインより上」をイメージする人が多いですよね。

わたしも、そう思っていました。

ただ、付加価値は、そうではありません。

付加価値は、お客様が求める価値の中に眠っています。

冒頭にあるように、価値は”お客様が決める”ので、お客様が求めるライン(ニーズ)を超えた部分にあるのは、付加価値ではなく、ムダです。

付加価値は③です。

たとえば

「わたしが開発した防音戸建は、すごく静かで、快適な暮らしを実現できます」といっても、一般的なお客様からしたら、余計なお世話ですよね。

たしかに、家としてのクオリティは高いが…楽器演奏なら、外へ出掛ければ済むし、なんなら、小鳥のさえずりを聞きたいから、防音は邪魔かもしれません。

いらないんです。

こちらがいいと思っても、お客様が不要だと感じるサービスは、付加価値ではなく、ムダなのです。


仕入としての付加価値


飯田グループは(建築費用が安いから)、低価格帯の地域でも、買取再販を実現できます。

売りたくても、買い手がつかない土地所有者や仲介業者からすれば、すごくありがたいですよね。

「売れない土地を、高い価格で買ってくれてありがとう!」と、感動の付加価値を与えています。

圧倒的な存在価値です。

オープンハウスは、住みにくい狭小戸建を企画していても、業績を伸ばし続けています。

立地にこだわった仕入で、「住むための家」ではなく「利便性」という顧客ニーズに目をつけた結果です。

潜在ニーズを、見事に掘り起こしていますね。

未知の付加価値です。

あなたは、どんな付加価値を提供できそうですか?

仕入営業として、自社サービスの特徴を研究して、お客様のニーズから「感動」「未知」の2つの視点で、付加価値を探ってみてください。

では、また来週!


PS…

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