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2021年10月の記事一覧

守らなくてはならないちいさなものを、解像度を上げていくつも見えるようにすることが、わたしたちに必要な誇り|柳川藩主立花邸 御花

守らなくてはならないちいさなものを、解像度を上げていくつも見えるようにすることが、わたしたちに必要な誇り|柳川藩主立花邸 御花

福岡・柳川視察|柳川藩主立花邸 御花
2021年9月23日

縁あって地域の文化をリサーチする仕事をはじめた。各所に赴いては、その土地に受け継がれてきた文化やこれからの時代においてよりよい形で大切に残していきたい文化に触れ、学んでいく。

多くの地に足を運ぶことでみえてくるものがあるだろう。多くの文学や映画や芸術に触れることで、学んできたことがあるように。相対化することは選択肢を増やす。まずは見る

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ぶらぶらとなんの目的もなく旅するときのように、日常への余白をもっていたい。

ぶらぶらとなんの目的もなく旅するときのように、日常への余白をもっていたい。

同じ町に住んでいても、出会う機会のないひとのほうが多い。

生活圏にないコミュニティに属するひとと、気兼ねなく知り合うことのできる場は、町の中にそうそうない。大人になったら小中学生や高校生と出会うことなどないし、近所に在留外国人が住んでいたとしても知り合わない。

なぜなら、話し始めるきっかけがないから。生活圏に関わるコミュニティ内でのコミュニケーションだけでも手一杯なのに、何の脈絡もない他人と繋

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歓待される喜び、そして、歓待する喜び。それらがともにある関係性をさぐりたい。

歓待される喜び、そして、歓待する喜び。それらがともにある関係性をさぐりたい。

縁あって、「観光」について考える機会が増えた。あるひとから聞いた「観光は行き交い」という言葉がずっと響いている。行き交うことによって生まれてくるもの。

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ベルリンに住んでいたころ、歓待されることの喜びを知った。いろいろと親身になってくれてお世話になっている hiromiyoshii gallery の吉井さんに、「ドイツに行くなら会うといい」と、ベルリン近隣在住の二人のアーティストを紹介し

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