見出し画像

【パリでメトロに乗るなら】このフランス語覚えてね・・"ましゅぱ!" 

パリ到着時、
現地ガイドさんの一時間だけのパリ案内サービスがあった。
コロナ終息後の今のホットな情報を、
教えてもらえるのもいいと思い参加した。

まず最初に、
みんなでメトロの駅に行って切符の買い方の説明を受けた。
ガイドさんは開口一番、
「メトロに乗るなら、必ずこのフランス語を覚えて下さいね。
それは・・ "ましゅぱ!″です。」
「ましゅぱ??」
意味は「使えない。」

乗り物に乗るのに、
どうしてこんな言葉を覚えなくてはいけないのだろう。

メトロで買った切符

ガイドさんによると、
メトロの切符は磁気が弱く、
自動改札機に読み込まれないことが結構あるそうだ。

そういう時に駅員さんの所に行って、
「ましゅぱ!」と唱えれば、
「はいはい、いつものね。」という感じで、
磁気のちゃんとしたものに、スムーズに取り替えてもらえるとの事。
現地の人もリアルに日常的に使っている言葉だそうだ。

私は旅行前に
You Tubeでパリのメトロの恐ろしい動画を見過ぎてしまい、
夜中に何回もうなされたので、
今回はメトロは一切乗っていない。

今回はバスを利用した。
バスもメトロと同じ切符だが、
乗車時に機械で刻印するだけなので、
磁気が弱くても困らない。

「大丈夫ですよ。私達メトロ乗りませんから。」と、
余裕で説明を聞いていた。

切符の買い方

しかし、切符は買わなければいけない。
次に買い方の説明になった。
ガイドさん:「ご夫婦二人なら、
ご主人が販売機で切符を買っている時は、
奥さんは販売機に背中を向けて、
回りに怪しい人がいないかチェックしてください。
もし誰もいなくても、"警戒していますよ”というアピールになります。
スリは遠くから見ているんですよ。」

ーーーパリのメトロはさすが日本と緊張感がちがうなあ。
変に感心してしまった。

しかし、まわりを見渡しても、みんな普通に切符を買っている。

私達は見るからに観光客と分かるだろうから、
"これくらい慎重にしておきなさい。という事かな。″と思い肝に銘じた。
用心に越したことはないよね。

外国人観光客に紹介する日本語は

私も京都でガイドの仕事をすることがあるが、
外国のお客様に紹介する日本語は、
京都弁の「おおきに」だったり、
日本の習慣を紹介する時の「いただきます」や「ごちそうさま」等だ。
今回のフランス語紹介とは、ちょっと違う。

幸い「ましゅぱ!」を唱える事は一度もなかったけど、
改札だけでなく、
ATMやセルフレジの機械不具合時にも使えるとの事だったので、
知っているだけで心強く、お守りになる言葉だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?