2015年4月6日の日記
午後には雨が降るとの予報がされていたから、私は午前中に外出した。別に外出してやりたいことがあったわけではなかった。ただ3日も外に出ていなかったから存分に太陽の光を浴び、気持ちいい風にあたりたかった。それだけだったのだ。
桜には大分緑の葉が混じるようになってきた。図書館前の広場はたくさんの子どもとその母親たちでにぎわっていた。ベンチには老人が座って杖をつき、子どもたちが遊ぶ光景を眺めていた。実に気持ちのいい春の光景であったが、明日は雨の予定で、しかも気温も2、3月並に下がるのだという。体調を崩してしまわないか少し心配である。
図書館で何冊かの本をぱらぱらとめくってみる。しかし何も借りる気にはなれなかった。
図書館を出てもどこにも行くあてはなかった。川の方へ行くか町の方へ行くかで迷って、結局町の方へ行くことにした。
途中親子連れとたくさんすれ違ったが、母親の方は皆着飾っていた。おそらくは入学式か何かの帰りであったのだろう。もう4月6日なのだ。
「たくさんの○○があるの?」「あったりまえじゃん!そんなこともわからないの!?」などという会話をしていた親子をみかけた。なかなかにきつい性格をしてそうな母親であった。
用水路沿いの桜はまだまだ見れたが、やはりかなり緑が混じっていた。しかし最近では葉桜もなかなかいいものであると思えるようになってきた。特に葉の方が多く、ささやかに花が残っているものなどは、立ち止まって眺めたくなるぐらいに綺麗であった。満開の桜にはない静けさや安らぎを感じることができたのである。
本屋へ行こうと思って墓地の方をまわっていったが、結局また引き返してきてそのまま帰宅してしまった。
昼はパンを食べた。久しぶりに甘くておいしいメープルメロンパンを食べた。これから夕食で、鯖の塩焼きを食べる予定であった。
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