幸せは刹那である
「幸せになりたい」
口にするしないは別にして、誰もがそう願うものだ。
しかし「幸せになる」を追いかけると、皮肉にも幸せになれない。
幸せは"なる"ものでなく、感じるものだからだ。
幸せを感じることが大切だ。
幸せを感じるにはセンスが求められる。
このセンスはトレーニングで高めることができると思っている。
「感じる」ことにブレーキやブロックがあったり、思考が優先してしまい、感じるセンサーが停止していることがある。
このままじゃダメだ。
やることが出来ていない。
欲しいものが得られていない。
今の自分では許されない。etc..
問題を探し始めたら、いくらでも見つけられるだろう。
思考ではなく、感じるセンサーを復活させることが大事だ。
その手始めが自分の感情をチェックすること。
今、自分が何を感じているかを確認しよう。
感情は瞬間瞬間に移り変わっていってしまう。また、思考によって秒殺されたりもする。自分の感じていることを大切にしよう。
この感じるセンサーが幸せをキャッチしてくれる。
私たちは様々な感情を喚起する川の流れの中を生きているようなものだ。
感じるセンサーはこの流れの中に何が流れてくるのかをキャッチする。
流れの速度や水流の変化の度合いは好みがあり、自分の好む場所へ留まる。
変化の嫌いなひとは、流れの静かなところに行くだろう。
激しい変化が好きなひとは、流れの激しいところに行く。
静かなところは、穏やかかもしれないが流れてくるものが少なく、つまらないかもしれない。餌もこないかもしれない。
流れの激しいところは、自分が流されるかもしれないし、異物も含めていろんなものが流れてくるだろう。
何れにしても私たちは”流れ"の中に生きている。
流れの中には常に幸せに感じるものが流れいる。
しかしそれは流れと共に去っていくものでもある。
幸せは刹那である。
その瞬間をキャッチできるセンスと、その時を思い切り味わう心の自由が欲しいところだ。
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