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ホワイトデー、東京駅、雨模様。

こんなに好きなのは私だけなんだろうな

ホワイトデーの今日は、私の感情を映し出すかのような雨模様だ。

14日空けておいてと言われたものだから、服は何を着よう、髪型はどうしようとめちゃめちゃ楽しみにしてたのに、どうやら日付間違いだったみたい。日曜か金曜がいいと言われて、なんだか休日をあげるのは悔しくて仕事終わりの金曜夜に会うことになった。

いつもどおり、仕事が終わらないとのことですこし待たされ、私は人より時間に寛容なタイプだけれど、今日ばかりはちょっと寂しかった。だって数日前の飲み会は時間どおりに来たじゃんかね。なんで私個人の時は優先してくれないんよ?

お腹もすいたので、私の下見しておいた場所で夕飯をとった。なんだか緊張してしまってうまく話せなかった。沈黙の時間が訪れると、彼はタワイモナイもしくはクダラナイはなしをいつものようにしてくれた。そんな中でも元カノにあげたプレゼントの話は正直キツかった。私とは違って、愛されていたのが伝わったから。まぁ私は彼のなにでもないんだけどね。

はなしの最後にはお返しとして、チョコレートをくれた。バレンタインのときに百貨店周りをした時からちょっと気になっていたもので、なんで私の好みがわかるんだろうって嬉しくなった。いつもそうなんだ。下げるだけ下げて最後にちょっとだけ期待させてくる。その彼の微かな行動に希望を抱いてしまって、私はいつまでも彼を諦められないでいる。

早めの時間に閉店を告げられ、私達は店を後にする。アイスが食べたいというお決まりの理由で一緒にいられる時間を私は必死に伸ばす。この街の23時にその希望を叶えてくれるお店が無いことなんて私はわかって発言をしている。

まだ3月だというのに街の空気は春中頃かのように暖かで、私たちは行くあてもなく東京の街を散歩した。

私たちのいる東京は、このご時世だからか日本の中心だというのに人通りの少ない場所がかなり多く、なんだかいつもよりしぐれた空気が流れていた。何度も何度も、気持ちを伝えるのに適当な場所に足を踏み入れたが、喉を通り越して舌の付け根まで出てきている言葉をやはり私は今日も言えなかった。

そして今日1日が終わった。
一緒に帰る最終電車。気をつけて帰ってねと私に言い残し彼は帰っていった。

ふと時計に目を向けると日付は0時を超えて14日だった。

これが私のホワイトデーの思い出。

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