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メールの添付はまず自分で見てください

20230124

火曜日



 今日の夜中からもしかしたら初雪か?と言われている。
10年に一度の大寒波が来ているらしい。

冬って1年に二度来るよね。(だから何という話はない)



朝礼後。

 営業の鳩おじさんがまたやってくれた。

鳩おじさんのところのお客さんはメールの添付を開くのに2段階認証になっているから、
「それを解除してからこっちに転送しろ、そして自分でも目を通せ」という話を先週にしたばかり。

また今日も添付が開けない状態で、た〜だ送って来やがったぜ。


 添付データを開くと、「鳩おじさんのアドレスにパスワードが送信されました」と文章が出てくる。

鳩おじさんはこの画面を見ずに転送しているということ。
添付を開いてすらいない。
とりあえず来たものをこっちに転送して来ているだけ。



 二度目なので、文章を2部印刷して、マーカーを引き、
鳩おじさんの営業補佐のボスには「3回目やったら3部印刷して置いときます」と説明して鳩おじさんの机に置いておいた。

ボスに言っておけばドン引きした感じで「いっつーがね、怒ってたよ」と説明してくれるかもしれないからだ。

わたしが言ったんじゃまた適当に聞き流すだろうから、第三者の口から言ってもらう。


 鳩おじさんに旅行の幹事を任せたら、当日に旅館のパンフレットだけ持ってきて、
「予約どこでするんすかねー?(誰かやっといて)」とか言ってそう。

仕事において、鳩おじさんがそういう人間に見えている。





 しばらくして、ボスが鳩おじさんに伝えてくれたという。
鳩おじさんは理解できそうだったかボスに訊ねた。

ボス「言った。3回やったら3部置いておくからね!って。
そしたら『4回やったら4部ですね!』って言ってた」

わたし「(そんな期待されたら)3回目は倍ですよ」


出力したプリントを暖簾のように垂らして「やってるー?」やらせるぞ。



ボス「でも殿も悪いのよ。

『鳩おじ君はシールに行け。(営業と印刷オペレーターの二足のわらじの意味)』
マー君がパートさんの管理とか仕事の管理とかやってて、醤油おじさんと鳩おじさんは何もやってない。
『この時間鳩おじ君が事務所にいるって事は、シールの機械を動かしてないって事だ。
仕様書書くのは業務(営業補佐)にやらせればいい

とか言うから」

鳩おじさんはどこの仕事も中途半端で構わないという許可が出ているようなもん。

わたし「(その許可を良いように取って)良いところ取りしてるのか」

ボス「そうよ」





 またしばらくして、鳩おじさんが飄々と「いっつーごめんねー」と現れた。
そのままNのところへ行き、わたしの手元にはあるものの、まだわたしが手を付けていない新規の話をしている。

どうやらわたしに新規のことで話しかけ辛いから、Nの方から新規がどうなっているか聞いて欲しいらしい。

わたしのすぐ後ろでそんな会話をしている。


 鳩おじさんは事前に打ち合わせをしない人で、情報不足のまま業務担当に手配を丸投げする。
いつもそうなので、鳩おじさんの業務に当たった担当達は不満を募らせている(ブチ切れている)。
怒りをぶつけられても、飄々として直さないところもまた不評だ(ブチ切れられている)。


で、事前に打ち合わせしてないもんだから業務担当のNは鳩おじさんの話が全く分からず、混乱している。
わたしは全て聞こえていたが、鳩おじさんとNの会話に入ることはしなかった。

結局何も分からないNが「新規どうなってる?」と聞いてきたので、
まだ手をつけていない。他の方が納期が近い。と返事した。


 要は鳩おじさんは何事も中途半端な知識しかないから、まともな会話を望んでいない。
けれどわたしは具体的な話を聞きたがる。
業務担当も仕様書を書くのに具体的な指示がないと困る。

特に鳩おじさんは新規の仕事がやり辛いんだと思う。

鳩おじさんが自信(知識)を付ければみんなの不満が大体解決しそうな話。






夕方。

 月一のミーティング。管理者会議の報告も兼ねている。

・2月に事務所の新人に殿(社長)の姪っ子が来ると発表。
殿が長男で、順番は分からないが、取締と男子i藤さんがいて、もう一人妹がいるらしい。
その妹の娘が2月から事務員になる。

本当は妹を誘っていたらしいが、断られて代わりに娘を寄越した。

順調に身内が集まって来ている。



・去年、パートから準社になったベッキー達への要望。
NOの補佐となれるよう、手配関係も覚えるようになって欲しいと殿から要望があった。

ベッキーは「時間内に出来る事であればやります」と答えた。
内容によってはやりません、という匂いがした。

定時後、自転車置き場で井戸端会議をする時間はあるが、残業をする時間はないらしい。

その井戸端会議、絶対に殿に見つかるなよ。


 手配関係と言っても、山のように数はある。
何をどう覚えるのか、ザックリと詰めていく話の流れになった。

この間、わたしは関係がないので暇している。
嘘ついた。ネタになるメモをとってます。


ボス「定年が近くなってきたから下を育てなきゃ。
あたしもお尻決まってるから持ってる物渡したいのよ」

だからベッキー達に期待してる、と言って仕事を渡す流れを作ると、

ヤレバ「あたしもお尻決まってるので」

ヤレバ・デキルジャンが流れを止めた。

わたしも一緒になり「え?」と反応して、
長く続けるつもりはないと言う意味かと思ったら、
ヤレバ・デキルジャンもNと年齢が変わらないという意味だった。

Nが何歳なのか知らないけど、ボスみたいに3〜4年という訳ではない。
Nもちゃんとボスの仕事を振り分けられる。

ボスが抜けると業務担当がNとOの2人だけになる。
そこをベッキー達も少し関わってくれやという話なのだが、
早速、焦げた匂いがして来た。

ベッキー「もっと若い人入れなきゃだめですよ!」
ボス「張り紙作戦ね」

この前そんな話をしていた。保育園の前の電柱に貼った方が効果があるとか。

ベッキー「若い人はアプリですよ」
ボス「そっか!張り紙見ないか 笑」

「「「どうすればいいんだろう……」」」

求人の方法を話し合って話し合って、暗礁に乗り上げた人達。

わたし「それは三代目の課題だから」

思わずそう言うと、今話し合わないと!と、ヤレバ・デキルジャンに嗜められた。

未来も大事だが、数日後に誰かに何か遭ったら……を決める話し合いだと思っていた。

会社の未来について語り合う場だったのなら、尚更どうでもいいんじゃが。

何言われてもいいから帰ろうかな、が何度かよぎった。



 ミーティングの時間を随分オーバーしても会社の未来についての話し合いは続いた。

子供達の夕飯は一体何時なんだいお母さん(ベッキー)達。



 暇過ぎて、昔、わたしを車に監禁して夜遅くまで愚痴を聞いて欲しがった主婦さんを思い出した。

(監禁…車で駅まで送ろうか?と言われ、"ちょっと"愚痴を聞いて欲しいのかな?と思って乗せてもらったら、
無限ループな愚痴が止まらなくてなかなか降りられる状況じゃなかった。の意味)

 無限ループに入った愚痴の途中、20時〜21時頃にその人の子供から心配する電話がかかって来て、その主婦さんは
「ご飯あるもの適当に食べてて」って指示して尚、解決する気のない愚痴を続けたという話。

愚痴か。
ベッキー達のこれも愚痴のようなものなのかな。

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