見出し画像

Winny

これまで配信はU-NEXTだけだったと思うけれど、ついに数日前からNetflixとPrime Videoでも配信が始まった。

「ゴジラ −1.0」もとても良かったけれど、ぼくが昨年見た映画の中で一番心を揺さぶられた作品は、低予算で制作されたこの「Winny」だった。

こんな理不尽な事件さえなければ、日本が現在のような貧しい国になることはなかったかもしれない、と本当に思う。
金子勇さんという天才が、冤罪によって国家権力に潰されたという事実を風化させないためにも、この事件を映画化された松本優作監督や関係者の方々に感謝の意を表したい。

今回改めて見たけれど、やはり感動した。
めっちゃお薦めの映画だから見ることのできる人は、ぜひ。
エンドロールが流れる中、生前の金子さんご本人も映し出される。心に刺さる彼の言葉と共にこちらも最後まで見てほしいと思う。

ぼくの感想は、昨年3月に劇場公開されたときと変わらない。
けれど、この事件についてはもう少し書いておきたいことがあるので、また別の機会にでも書くかなぁ、多分書くと思う。

というわけで、今日はひとまず映画館で鑑賞した日に、ぼくのインスタに書いたものをそのまま載せさせていただく。



公開初日を迎えた映画「Winny」を見に行った(早めの時間なのは、夜の歌舞伎町を歩くのが怖いから)。

楽しみで待ちに待った作品だったので自分の中でかなりハードルが上がっていたけれど、ぼくの期待を軽く凌駕した。めっちゃおもしろく、めっちゃ良い作品で傑作だと思う。
とにかく演者さんたちが素晴らしい。金子勇さんを演じられた東出昌大さんはもちろん、壇俊光弁護士役の三浦貴大さんはもうぼくの中では助演男優賞に決定だし、吹越満さんもかっこいい(上手いのは言わずもがな)。

金子さんは日本の宝に違いなかった(今でもぼくは、サトシ ナカモト = 金子勇さんだと思っている)。
彼の7年間を奪い、それによって被ったであろう日本の損失はとても大きく、警察の罪と責任は深く重い。
あぁ、京都府警…京都地裁…なんてことを(警察が原告というのがやはりおかしいし、闇を感じずにいられない)。

金子さんがとても純粋な方だったということもよくわかるし、その根底にある純粋さというのは堀江貴文さんのそれと共通するものがある気がする(人柄はともかく)。
いつか、松本優作監督、脚本でライブドア事件も映画化してほしいな。

最後の、東出さん演じる金子さんによる法廷での最終陳述のシーンには胸を打たれた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?