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まだまだ「生命体」

楽曲リリースされたその日、CDTVライブライブにて、早速「生命体」の歌唱する姿を見ることが出来た。こんな幸せなことある?
盆と正月と誕生日が一度に来たみたいな多幸感。

ライブ映像がこれまた最高で。
なんと源さんもバンドメンバーも全員スーツ!!何年ぶり?
後ろのクラップ&コーラス隊はブルース・ブラザーズのような出で立ちだった。

PopVirus、SUNと気持ちよく歌い上げたあとの生命体。

"僕たちはいつか終わるから 踊る今 今"
と歌っているSUNと
"死ぬな 研ぎ澄ませ 行け 走れ"
と腹の底から生命力を湧き上がらせるこの曲は、偶然の選曲ではないと勝手に思ってて。
どちらも「今」を生きる人たちを鼓舞してる曲。最高だ。

こっから「生命体」のただの感想なんだけど残しておく。

"裏切れ評価 化けるように"
のところの力強い歌い方、そしてカッ!とマイクを離すところが最高にかっこいい。
同じように"行け 走れ"のところは、楽曲の倍くらいの泊数は伸ばして歌っているのに、声量そのまま。確実に進化してるGen…
あなた恐ろしい子っ!!

15日には、「星野源のオールナイトニッポン」の中で、楽曲についてリスナーからの質問に答えてくれた。

その中で、私が衝撃を受けた話がある。
質問で「珍しくイントロもアウトロもない曲。なぜですか?」というものがあった。

すぐに「えー、人間は、気がついたら生まれてて、死んだらその瞬間に無だからです。それだけです。」と答えた源さん。

…はい?
ちょっと待って、「生」「命」についてを楽曲全体で表現したってこと??そこまで考えてんの?

はいはい、イントロ飛ばすやつがいるからいきなり始めたんでしょ~( ¯֊¯ )て思った3秒前の私を殴ってください。

この答えと、その答え方。そのあと本当に何も話さなかったのが余計に不気味で。震えた…。
今でも曲を聴くと震えてる:(´◦ω◦`):

星野源、あなた本当に恐ろしい子っ(2度目)


歌詞についての質問にもめちゃくちゃ丁寧に答えているのよね。リリースされてすぐに、本人からその話聞けるなんて、そうそうない機会だし、音や歌詞についてあーだこーだと間違ったまま話が盛り上がることもない。

"愛と変えるの"
愛"と"とした理由として
愛とともに変える
愛へと変える
の2つの意味ができるから。

「一文字言葉を変えるだけで意味が2つになったり、受け取り方が多様になったりする」(原文)

星野源のオールナイトニッポンより

こうして星野源はいつしか助詞の源と呼ばれるようになったんだ…

○"1を超えた先"の歌詞について
○"無自由"という言葉を使うこと
○齋藤飛鳥さんのキャスティングについて

これらのことについても話をしていたんだけど、助詞の使い方や無自由という言葉。源さんはこれをフィーリングで使いこなしているのが本当にすごいと思ってて。
タイトルを「生命体」としたことについても「なんとなくです!」と話していたけど、こんな感覚を持つために、日頃どこまでアンテナ張っているんだろう?って。

アウトプットのためにはインプットも必要だし、インプットした情報を引き出しから上手に探し出す感覚というか技術というか。
曲が発表されたり、文章に触れる度にその感度と言葉の操り方に、言葉を失ってしまう。

だからこうして、感じたことを文字にしてみるけど全然ダメだ。磨かれないな~(笑)
インプットが足りねぇ。源さんのエッセイ読もう…

でも、なんとなく楽曲から感じたものは合っていたような気もする。

仕事も最近なんか辛くて、職場の雰囲気もなんだかギスギスしてるし…家族の中でもなんか言いたいこと言えない空気ばかりで、心身ともに解放できる場所がなくて。仕事してても家でも「私の存在意義とは…?」て考えなくてもいいこと考えちゃってさ、鬱々としてたのね。
"あなたは確かにここにいる"
って歌われたらもう全部吹っ飛ぶよね。ああ、1人で考え込むの馬鹿らしくなってきたな~て。
問題が解決するわけじゃないけど、とっても元気をくれる曲。

新曲「生命体」は、私なんかみたいなやつも精一杯鼓舞してくれる、最強の応援songだと改めて感じたのでした。

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