子どもに体験をさせることと、引きこもり その2


先月書いた「子どもに体験をさせることと、引きこもり」という記事に沢山のアクセスを頂きました。
今日は前回の記事で書きたかったこと、それから一度ひきこもった子がフィリピン留学するにあたってどれくらいのお金が必要なのかについて書いてみたいと思います。

書きたかった内容はこんな感じでした。


子どもに色んな習い事をさせている私。
習い事のチラシも子どもに色んな経験を!と煽る。
でも結局子どもの意思を無視しているような気もするし、先の見えない親(自分)の不安を上手くマーケティングに利用されている気もする。


2-30年ひきこもった大人たちの支援をされている「青年生活教育支援センター」さんのブログと習い事のチラシ、どちらにも「子どもに色んな経験をさせてあげて下さい」と同じフレーズが書いてある。
きっと言葉は同じでも、意味は全然違うのだろう。


たまたま勉強ができて、周りの期待に応えつつも自分の希望に目をつぶったまま高学歴になり、そのままひきこもった過去の私。
娘には自分のような失敗をしてほしくはないし、何より私自身が中年でも、今からでも、騙される可能性があっても、痛々しくても自分で好きなこと、楽しいことを見つけるために動かなきゃ。
そして人の役に立ってお金を稼ぎたい。
それは娘に託すことではない。

さて、中年の自分探しという痛々しい感じになってしまいました。
それでも子どものためといいつつ課金して自分の不安を和らげるよりはマシ…と信じて、アメリカで働こうとしたりオンラインのコミュニティに新しく入ったり、昔からの友達に履歴書を見てもらったりしています。
新しい仕事は本当に楽しいです。
また別の記事で書こうと思います。


散々自分語りをしましたが、大人のひきこもりをサポートしている「青年生活教育支援センター」さんの活動に興味がおありで私の記事に来て下さった方もいらっしゃるかもしれないので、費用についての過去記事もご紹介しようと思います。


過去の記事にフィリピンへの留学への費用について運営の方が答えている記事がありました。


フィリピンに関してです。

大学の授業料はどこの大学もほぼ一緒です が、家賃、食費、支援はひとりひとりで違います。
3食日本食じゃないとダメとなりますと、月10万円はします。
フィリピン人と同じで良いなら1ヶ月の食費は2万円で収まります。

医学部 看護学部を省いた学部ですと授業料は年間15万円程度です。そのほかに制服や教科書代、 オリエンテーリング、 歓迎パーティなどを含めても年間10万円程度です。

発達障害な僕たちから2より

思っていたよりも安くてびっくりしました。
もちろん物価は変動するので参考程度に捉えてください。
知らないと選択肢にも入らないですよね。


アメリカで小学生の娘を育てているのですが、授業料無料の公立の学校か、年間300万くらい授業料がかかる私立の学校に行かせるか2つの選択肢がありました。
いや、実質一択ですけど、一応選択肢はあったのです。
だからそのお高い私立の学校の見学に行ってみました。
そんなに高い授業料をとって、どんなことをやっているか興味があったのです。


結果うちの子には必要ないと判断し、公立の学校に楽しく通っています。
高い=高品質で誰もが欲しいもの、ではないことを実感しました。
ぼったくってる、とかそういう意味ではないです。
むしろ少人数の子に合わせたサービスだから高額になることもあるのです。


私は個人的にフィリピンの海外留学に興味を持ちました。
フィリピンの学校を卒業したあとに、日本で就職される方もいらっしゃればフィリピンで仕事を探す方もいらっしゃるそうです。


子どもの学校選び、大人の仕事選びや居場所選び…。
実際行ってみないと分からないことばかりですね。
分不相応と思っても、向こうが見学させてくれると言うならぜひ飛び込んでみましょう。
自分の欲しいものがハッキリ自覚できます。
逆に安くて低品質?と思っても、問い合わせだけでもしてみましょう。
担当の人の対応が良ければ検討に値します。


読んでくださった方が一歩踏み出せますように。

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