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第20回 NPO対話会          〜新たな風を感じる”可能性の探求”〜

内閣府主催の「コアリーダー育成事業」(日本の非営利組織に関わる若手リーダーの育成)の一環として、国際交流事業『NPOマネジメントフォーラム』というイベントがあります。そのイベントに何らかの形で関わった者同士で2019年春から月1回ペースで対話会を開催してまいりました。
毎回1時間半〜2時間くらいで、自身の課題から社会的課題、マネジメントに関わることなどをテーマに続けておりました。毎回互いの学びや気づきに結びつき、特に昨年はコロナの影響について互いの気持ちの支えとしての場にもなりました。
その20回目をさらなる対話会の広がり、新たな視点付与を意図して、今回は数名のゲストスピーカーをお招きしての対話会を開催します。

【日時】
2021年2月26日(金)19:00〜21:00

【参加方法】
ZOOM(お申し込みの方に直接アクセスIDをお伝えします)

【参加申込】
以下リンクよりお申し込みください。
https://npodialogue20.peatix.com/

【プログラム】
19:00〜 オリエンテーション・チェックイン
19:30〜 分科会(以下参照)
20:15〜 共有
20:35〜 クロージング

【主催】 NPO対話会 ファシリテーター 山縣・滝川・諸井・川島

【分科会】

1. 組織変革の可能性
 この分科会では、コロナ禍で大きく変わる青少年活動のあり方、YMCAという組織が現在の状況をどのように乗り越えようとしているのかについて、具体的な取り組みを知るとともに今後の非営利組織のあり方を議論する。
<ゲストスピーカー>
村上 祐介(公益財団法人ぐんまYMCA 代表理事/総主事)
 大学卒業後、(財)青少年国際交流推進センター勤務。2005年に(財)東京YMCA入職、2007年より米国NY州FrostValleyYMCAへ出向。東日本大震災後は被災地支援に携わり「YMCA石巻支援センター」を立ち上げる。2015年から現職。2017年に3700万円のファンドレイジングを達成し会館を改修、2つのアフタースクールを新規開設。この一年間は育休を取りつつ、クラウドファンディング、Zoomでのボランティア育成、Amazonほしい物リストの活用、Youtubeライブ配信等にチャレンジしている。
<ファシリテーター>
滝川 望
 香川県出身。親族が日系ブラジル人であることから幼少期より中南米に興味を持ち、筑波大学にて中南米の政治経済を専攻し、在学中にペルーへ留学。大学卒業後は非鉄金属業界での勤務を経て、現在は食品企業のマーケッターを務めつつ、内閣府国際交流事業の運営サイドにも関わる。その傍らNPO法人茨城YMCA野外活動運営委員やIYEO国際担当幹事(INDEX)として青少年活動にも携わる。

2. これからの地域と出会う
 この分科会では、東日本大震災から10年を迎える今年、映像教育などを通じた福島県の地域再活性・復興の軌跡を振り返るとともに、これからの地域づくりにおいて誰にも共通・共感する視座について議論する。     <<ゲストスピーカー>
千葉 偉才也(一般社団法人リテラシーラボ 代表理事)
 神奈川県川崎市出身。オーストラリアへ高校留学後、帰国し放送大学教養学部入学。通信制大学の強みを活かし、教育分野や福祉分野など多様な活動に参画。在学中から国会議員秘書として従事し、国会議員政策担当秘書資格取得後は政策秘書に就任。その後、離職し早稲田大学大学院政治学研究科公共経営課程入学、公共経営修士(専門職)を修了。主な研究テーマは、メディア・リテラシー教育と政治。教育など人材育成を主軸にした公共政策に携わり、東京や東北を中心に活動。2017年に内閣府「地域コアリーダープログラム」にてオーストリア派遣に参加。
<ファシリテーター>
川島 菜穂
 幼少期から、異文化や知らない世界観に触れることに興味があり、アメリカ、ドイツへの留学の他、「東南アジア青年の船」事業に参加。日本国内の地域・人々の多様性に魅了され、「異なる他者の対話」をテーマにコーチングやファシリテーションの勉強を開始。現在は、NPO法人で社会起業家支援をしながら、非営利セクターにおけるステークホルダー間の相互理解や協働促進に取り組む他、コーチングや通訳・翻訳を行う。

3. 新たな自分の可能性を世界から探る
 この分科会では、社会、世界全体に目を向け、社会活動家であり仏教哲学者であるジョアンナ・メイシーの思想に基づき、今世界で起こっていることを瞑想を通じて感じ、その経験から新たな自分の可能性を探っていく。 <<ゲストスピーカー>
塚田 康盛(等身大の社会活動家)
 1951年、兵庫県西宮市生まれ。家業の経営から引退後、2011年3月より持続可能で公正な社会を築くための活動、NPO法人セブン・ジェネレーションズの代表理事に就任したが、2014年、妻の介護のため代表理事を辞任。その後、妻と死別。現在、ジョアンナ・メイシーの「つながりを取り戻すワーク」を開催。また、種々の勉強会、読書会、瞑想会などを主宰している。2017年頃よりパーキンソン病を発症。減退する諸能力の中で可能性の創造を続けている。                            <<ファシリテーター>
山縣 いつ子(Office Itself 代表 コーチ、ファシリテーター)
http://www.officeitself.com/
 大学卒業後は専門誌の出版社に勤務。オムロンの人文社会系の研究所の研究員に転職したが挫折して3年で離職。10年ほどのサラリーマン生活を経て、現在は、フリーでコーチや組織開発、研修講師などを行う。本対話会の元となった「NPOマネジメントフォーラム」のトピックファシリテーターを9年担当。2019年にその時に出会った仲間と対話会を立ち上げる。趣味はヨガ、お酒を飲むこと、神輿を担ぐこと、人と話すこと。

4. 異業種・他職種間の相互理解、連帯とチームワーク
 グローバリゼーションのなかでは、様々な価値観、文化、言語、背景、教育など異なる人の理解や連帯やチームワークが求められているが、実際の精神障害者のニーズに基づく地域生活支援の多職種多機関連携の現場のお話からグローカルな視点で、「異なる他者の理解や連帯、チームワーク」について対話しその可能性を探っていく。                 <<ゲストスピーカー>
岡崎 史裕(城ヶ崎病院、作業療法士)
 熊本県菊池市出身。対話会の元となった「NPOマネジメントフォーラム」に2015年、2016年に参加。2017年内閣府「地域コアリーダプログラム」障害者分野ニュージーランド派遣。 精神科病院に勤務し、地域の精神保健福祉、精神科リハビリテーション、地域生活支援に従事。社会モデルから学んだ、”障害があっても社会で活躍できる環境づくり”を目指しており、近年は社会教育やまちづくり、地域コミュニティ作りなど、横断的で多様な取り組みや、オンラインを活用した活動をしている。            <<ファシリテーター>
諸井 一郎
 大学卒業後、精神保健福祉士としてデイケアや訪問看護に勤務。精神障害者の地域生活支援に約10年以上関わる。利用者のニーズに基づき多職種連携することのジレンマと素晴らしさから、大学院では「臨床倫理的ジレンマの整理」を研究した。
 2012年内閣府「青年社会活動コアリーダー育成プログラム」デンマーク派遣。現在は、福祉事務所に勤務しながら、新たな対話と連帯の可能性を模索している。

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