見出し画像

些細なことで不安になってしまう | はまりやすい思い込みの心理とは?


避けられてるな~、もう嫌われた

そんなことを考えて、不安に感じたことはありませんか?

確かに他人から冷たい行動や素っ気ない行動を取られると「自分は嫌われたのではないか?」と不安になりますよね。しかし、そういう行動を取った本人に確認を取ると、「嫌っているつもりはない。」といったことがよくあります。

「なんだ、自分の思い込みだったのか」と納得できればいいのですが、思い込みに捕らわれすぎるとどんどん深みにはまってしまい、精神的にしんどくなってしまいます。

度が過ぎると対人恐怖やうつ病といった精神疾患になるリスクが増えてしまいます。

一体どうすれば、、

そんなお悩みの方に今回は思い込みの心理とその解決法について解説していきます。

◎思い込みにはまりやすい人って?

スクリーンショット (18)

①気にしすぎ

思い込みにはまりやすい人は、「髪型変えてみたけど、笑ったってことはやっぱり変なんだな」「注意してきたってことはあんまり信頼されてない」と常に気にします。

気にするあまりに常にピリピリした気分でいるので、肩が下がらずにずっと力んでしまいます。

こうした緊張した状態が続くと、やがて胃痛や胃潰瘍、不眠症、常に不安を感じるといったように心身共に疲弊していってしまいます。

②傷つきやすい

スクリーンショット (20)

常に「人から嫌われたくない」「嫌われたらどうしよう」そんな他者からのマイナスの評価を気にしてしまいます。

些細なことでも傷ついてしまうので、否定されたという思い込みが強くなってしまいます。こういった心理状態になる原因としては人から嫌われたくないという気持ちが一番大きいです。

〇 Point
・【 人から嫌われたくない心理状態
▶ 自分の主張で相手の機嫌を損ねるかも
▶ 他人とのいざこざをおこしたくない
▶ 人に嫌われたら、もうお終いだ
▶ 迷惑をかけたくない

人から嫌われたくないという気持ちの正体は、承認欲求が関わっています。

〇承認欲求
自分が関わっているグループ(会社、友達、恋人など)の中で、高く評価されたい、自分の能力を認められたいという欲求

承認欲求は、人間誰しもが持っている欲求で、それが満たされると他者からの評価を基準にするのではなく、自分で自分を認められるようになります。

例えば、今回書いた記事の文字数が1000文字から3000文字まで書けるようになったから、ライティングスキルは以前より伸びた!といったように自己評価を下せます。

つまり、承認欲求が満たされると自分の中で立てた評価の基準が明確になります。

しかし、承認欲求が満たされないと、「書いた記事をもっと認めてほしい」「もっと読んでほしい」と他者に評価の基準を置いてしまうので、評価されないと「自分は否定された」とネガティブな気分になってしまいます。

③曖昧な表現を全てマイナスな意味で受け取る

スクリーンショット (22)

思い込みが激しいと上手くいかなかったことや失敗したことに対して、過剰にネガティブに考えてしまいます。

仕事で失敗した時に、上司から「次は考えて行動しなさい」「しっかり書類の確認をしなさい」と曖昧な表現で指摘されると、本人は、「悪いことをしてしまった。」「多分もう信頼されていない。」と自分で攻めてしまうのです。

上司は背中を押す意味で発言したつもりでも、本人はマイナスな事で解釈します。

④固定観念が強い

思い込みが激しい人は、物事に対して1つの解釈に縛られてしまいます。

例えば、グループで飲み会をした際に1人だけ抜けて帰ったりすると、「一緒にいてつまらなかったのかな」「嫌われたのかな」とずっと考え込んでしまうのです。

たとえ、周りの友達が「何か用事があるかもしれない」「具合が悪かったのかもよ?顔色悪そうだったし」と言っても、一つの事に縛られて聞き受けられない状態になってしまいます。

◎思い込みにはまり過ぎないためには?

ここまでは、思い込みに捕らわれすぎる人の特徴について解説してきました。では、思い込みに捕らわれ過ぎないようにするためには、どのようにしていけば良いのでしょうか?解決策について解説していきます。

① 悩んだら相談してみよう

スクリーンショット (23)

思い込みにはまりやすい人は、物事をあれこれ一人で考えてしまい悲観的に捉えてしまう傾向があります。なので、まず最初にやるべきことは、親しい人に悩みを相談してみましょう。

友人、先生、恋人、家族、カウンセラー誰でも良いです。自分にとって、「この人なら心を許せる」という人に悩みを打ち明けてみます。

悩みを打ち明けることで、客観的な視点や自分で問題に対する解決策が見つけられるようになります。


②自己肯定感を高めよう

スクリーンショット (24)

思い込みで悩む多くの人は、「自分には何の取柄もない」と自己肯定感を低く見積もってしまいます。なので、他人の些細な言動や行動であっても「自分のせい」といったように攻めてしまうのです。

だからこそ、自分に自信をつけて自己肯定感を高める必要があります。

とはいえ、自分に自信を持てと言われてもなかなか自信を持つことは難しいですよね?

一番効果的な方法は、人助けです。

スクリーンショット (26)

人間は人のために役立つことをすると自尊心が高まります。

電車の座席で席を譲って、嫌な気分になることはないですよね?むしろ、自分は人のために役に立てたとプラスに考えるようになります。人助けを習慣化するようになれば、自然と自己肯定感が高まり、ポジティブに物事を捉えられるようになります。

② 起こった事実に対して「なぜ?」という思考を持つ

事実に対して結論を出すのではなく、「なぜ?」という風にまずは理由を考える癖をつけましょう。こうした思考を構えておくことで、冷静に物事を捉えられるようになります。

例)
グループ飲み会をしている時に友達が無言で先に帰ってしまった。
→ 帰ったのは、自分が場の空気を乱してしまった。機嫌を損ねた ✖
→ 「なぜ、彼は急に帰ってしまったのか?」〇

③ IF思考で複数の視点から考える

思い込みが激しい人は、0か100かといったように常に白か黒で極端に答えを出そうとします。そうするのではなく、IF思考で物事を考えるようにしましょう。

IF思考とは、「もし、○○だったら(○○の場合)」という問いを用いて、物事の捉え方を複数の視点から考える思考法です。

例)
グループ飲み会をしている時に友達が無言で先に帰ってしまった。
「なぜ、彼は急に帰ってしまったのか?」
IF思考:
「もし、具合が悪かったとしたならば、」
「急な予定があったとしたならば、」
「遅くまで飲んでいたから、終電の時刻が迫っていたのだとしたら」

複数の視点から様々な可能性について考える事で、感情に左右されずに客観的な捉え方ができるようになります。

④ 確認する

思い込みが激しい人は、事実に対して自分の中で答えを導き出そうとします。

なので、IF思考で複数の可能性について考えた上で、実際に本人に確認する癖を身に着けましょう。本人に直接聞いてみると「自分が思い違いをしていた」なんてことはよくあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。物事を客観的に捉える癖を身に着けると、自分が思っていたこととは違ったり、視野が広がったりすることで、だいぶ生きやすくなります。

スクリーンショット (25)

いろんな可能性について考える事は、新しい発見にも繋がるので、プラスに気持ちが働きます。

今回の記事を通じて、もし思い込みで悩みを抱えている人に少しでも生きやすくなれたら幸いです。

是非、参考にしてみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?