ついやってしまうながら食事とは?|スマホ×食事
皆さん、食事中にスマホを覗いてしまうってことありませんか?
目の前に美味しい料理があることをよそに、「Twitterで誰がつぶやいているんだろう」「期間限定のクエストをやらないと」といったように触りながら食べている方が多いでしょう。
一体、なぜ目の前の料理をよそに無意識に触ってしまうのでしょうか?
そんな、現代ならではの話題となっている「ながらスマホ」について、
今回は、その食事編ということで、その謎について追及していきます。
◇つい触ってしまう理由
食事中にスマホを触ってしまう理由は、
1 情報が気になる
2 ソーシャルゲームにはまっている
大まかにこの2つが考えられます。
情報とソーシャルゲームは、「見る」と「動作」でスマホの操作の仕方はだいぶ異なります。
では、この2つの要因はどのような背景があるのでしょうか?
1 情報が気になる
私たちは、常に情報に晒されている環境の中で過ごしているため、新しい情報に対して敏感になります。特にSNSやYahooニュースといったツールは、最新情報が更新され続けるので、自然と見続けてしまいます。
◎一番気になるのはSNS?
食事中につい見てしまうのは、やはりSNSではないでしょうか?
SNSの利用率については、LINE・Twitter・Instagramといったツールが多く使われています。
●最新のSNS利用率
※外部記事:ICT総研 2020年度SNS利用動向調査より
SNSを覗きたくなる理由は、
・人の行動が気になる
・どんな人がつぶやき投稿しているのか?気になる
・自分が投稿した内容がどのように評価されているのか?(いいね👍数・コメントなど)
といったようにSNS上での人の行動が気になってしまうことが、挙げられます。
では一体、なぜ人の行動が気になってしまうのでしょうか?
■ 自分に満足していない
TwitterやInstagramを通じて人の行動が気になるのは、自分の今のライフスタイルや日頃の生活に不満や物足りなさを感じているためです。
人が投稿した写真やつぶやきを見て、「楽しそうだな~」「友達と旅行って羨ましい」と思っている反面、「それに比べて自分は、毎日が退屈だな」と無意識に他者と自分を比較してしまうのです。
自分と他人を比較すると、充実してなさにネガティブになってしまいます。
◎SNSを見る時間を減らすためには?
ずばり自分のライフスタイルを充実させることです。充実といっても何をすればいいの?と疑問に感じるでしょうが、実は簡単です。
それは、「趣味」を増やすことです。
それだけでいいの?と思うかも知れませんが、SNSが気になっている人は、意外と趣味の数が少ないことがあります。そのため、何だか物足りなさを感じてしまうのです。
この物足りなさを埋めるには、「趣味」の数を増やすことが重要になってきます。
私も自分のライフスタイルに対して物足りなさを感じていた時は、頻繁に他人のつぶやきを気にして一喜一憂していました。
しかし、仕事・学業・趣味が充実してからは他人の行動が気にならなくなりました。使っていたTwitterも情報収集以外は空けてないです。
【趣味を増やす前】
・YouTube
・お出かけ
・ソシャゲ
【趣味を増やした後】
・YouTube
・一人旅
・旅行
・お出かけ
・スノボ
・グルメ巡り
・水泳
・映画鑑賞
・お酒
・料理
・ライティング
・note
趣味の時間を増やすことで、自然とSNSの利用時間が少なくなりました。
2 ゲームをいじってしまう心理って
昔は、両手でコントローラーを持たなければ遊べなかったゲームでも
今では、片手一つで簡単に操作できるようになりました。その気軽さ故に食事中でも食べながら遊んでしまうのではないでしょうか?
夢中になり過ぎて、料理が冷めてしまったなんてことも
◎なかなかやめられなくなる理由って?
■ 快感が得られる
ネットゲームやアプリゲームは、無料で始められるのと最初の段階でサクサク進められるので、クリアする度に快感と達成感を味わいます。
最初は、「お試しでやろう」と思っていても予想以上の感動や快感を感じてしまうので、無意識にゲームにはまっていってしまいます。
■ やめるタイミングが分からなくなる
アプリを始めた当初は、クリアする度に快感を得て満足しますが、徐々に難易度が上がりゲームオーバーになる機会も増えてきます。そのため、当初感じていた達成感も感じづらくなります。
ゲームオーバーになった途端、区切りも良いので止められると思いがちですが、快感が得られないと「もう一回」という風に遊び続けてしまいます。
実際、私の友人でも、「もう区切りが良いし食ったらどう?」と聞いても、「あと、もう1回」という風にやめるタイミングが図れなくなっていました。
ゲームを遊ぶ上では、「引き際」というのが大切になってくるでしょう。
◇ ながら食事の影響って?
ながら食事をしてしまう理由について、SNSで人の行動が気になるのと、ソーシャルゲームの快感によって、やってしまうことが分かりました。では、ながら食事によって心身ともにどのような影響が出るのでしょうか?
1 味覚が鈍る
スマホを見ながら食事をすると味覚が落ちて薄味に感じてしまいます。最新の研究では、味覚が落ちてしまう原因は、ストレスが関係していることが明らかになっています。
・ストレスと味覚障害の関係性について
※外部記事:株式会社シー・クリエイト 「味覚障害」の原因を知って一日でも早く治そう!
具体的なストレスについて、様々な要因が挙げられますが、食事しながらスマホを見る行為は、目や頭にかなりの負荷をかけてしまうので、無意識にストレスを感じてしまっている可能性が高いです。
2 マルチタスクで注意力が減る
ながら食事は、スマホの操作と食事を同時並行で作業をすることになります。
同時並行は、2つ以上のことをやれば効率的に物事が進めるのでは?と思いがちですが、実はかなり非効率です。
なぜなら、人間は一度に2つ以上のことをするのが苦手だからです。
人の話を聞く時の事を想像すればわかると思いますが、
1人の人から話を聞いた時は、話がスムーズに聞けると思いますが、2人同時に話を聞くのは難しいです。
聞いているようで、実は片方一人の方の話は聞いていないことがよくあるのです。
ながら食事をしている際もスマホの情報を覚えているのか?その時、何を食べていたのか?注意が散漫になってしまいます。
3 人間関係にひびが入る?
1人で食事をする際には、「ながら食事」は良いと思いますが、他人と食事しに行った際は、控えた方が良いです。
スマホを操作しながら食事をする行為は、
・行儀がよくない
・私の話がつまらないのかな
・退屈そう
といったように相手にとってあまり印象がよくないのです。
皆さんも、一緒に食事しに行った友達がスマホをいじりながら食べている光景を見て、なんか印象悪いなと感じたことがないでしょうか。
他人と一緒に食事をする際は、目の前の料理と他人に集中するように心がけましょう。
◇食事を楽しむためには?
「ながら食事」について深堀をしてみて、様々な問題点が出てきました。おそらく記事を通して、日々の食事スタイルを見直した方が良いかもっと思った方もいるのではないでしょうか?
食事を楽しむためにはどうするべきなのでしょうか?
1 メリハリをつける
食事をする際はスマホを使わないようにメリハリをつけるようにしましょう。食べている間は、触らないといったようにルールを決めた方が良いかもしれません。
または、ルーティンを決めるのもおすすめです。
「いただきます」と言って「ごちそうさまでした。」するまでは触らない
2 見えないところに置いておく
食事中に視界に置いておくと、通知音が鳴る度に気になってついつい触ってしまいます。そうならないためにも、バックの中や遠くの場所など、見えない場所や手の届かないところに置くようにしましょう。
◇ まとめ
今回は、ながらスマホの食事編について、深堀してきました。スマホの操作は便利なので、食事しながらでも気軽に触ってしまうと思いますが、同時並行でやることで、様々な問題があることが明らかになりました。
SNSやゲームで楽しむことも大事ですが、折角の美味しい料理を食べる際には、じっくり料理を楽しむことも生きていく上では大切になってくると思います。
今回も閲覧してくださりありがとうございます。
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