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リスカをしている人にかける言葉

こんにちは。稜葵(いつき)です。

突然ですが、周囲にリスカ(自傷行為)をしている人はいますか?

そんな時、貴方はどんな言葉を投げかけますか?

結論を言えば、「やめなさい」と声をかけることは、当事者を一番苦しめることになります。

では、なぜ「やめなさい」と声をかけてはいけないのでしょうか。

ここで、自傷行為をする理由について考えたいと思います。

世間一般的に、自傷行為をしている人は「メンヘラ」、「かまってちゃん」、「自殺未遂」などというイメージがあることは否めません。

しかし、このような理由で自傷行為をしている人は、全体のほんの一握りにしか満たないと思います。

多くの自傷行為の当事者は、大きすぎるストレスから来る、辛い気持ちやイライラを鎮めるために自傷行為をしています。この時、健全とされるストレス解消法では解決しきれないほどの苦痛を味わっていることがほとんどです。

また、自傷行為をする人のほとんどは、自殺を図って行っているわけではありません。あくまで、ストレスによって崩れそうな心のバランスを、自傷行為によってぎりぎり保とうとしているのです。

つまり、「生きるために自傷行為をしている」と言い換えられます。  (実際、筆者もこのために何年も自傷行為をしていました。)

このことを踏まえると、自傷行為をしている人がいきなりそれを止めさせられたら、どうなってしまうでしょうか。

「やめなさい」と声をかけることは、辛く苦しい思いをしている相手の唯一の生きる術を奪いかねないのです。


  じゃあ、どう声を掛けたらいいの?????

勿論、自傷行為は健全なストレス解消法ではありません。それは、当事者自身もよく理解しています。

しかし、先ほども述べたように、「生きるため」に自傷行為をしているのです。当事者にとっては、生きることそのものが苦しいことなのです。

皆さんは、苦しいことを諦めずに行っている人にどう声を掛けますか?

恐らく、「頑張っているね」、「偉いね」という言葉が出てくるでしょう。

同じです。

当事者は、「生きる」という苦しいことを頑張っているのです。

ですから、頑張っている人や頑張りすぎて疲れている人にかける言葉と同じ言葉をかけてください。

「頑張ったんだね」「辛かったんだね」「一生懸命耐えてきたんだね、偉かったね」などと

そして、当事者は少なからず孤独感を持っていることも多いですから、寄り添って相手のしていることを否定しないでください。

「そんなことしてはダメ」「間違っている」などは絶対に言ってはいけません!

自傷行為をしている相手の話を、話すことができる範囲で聞いてあげることも大切です。あくまで否定をせず、意見を差し込むことなく、ただただ耳を傾けてください。また、無理に話をさせようとすることもNGです。

相手の隣に座って、ひたすらに寄り添ってください。あなたは一人ではないということを教えてあげてください。

それだけで十分です。

ここまで読んでくださった皆さんをきっかけに、1人でも多くの人が救われますように。


今後も、このような記事を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

稜葵

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