カードゲーム編 パート36 14ターン目・ルシファー-2 幸せになりたいエルフの冒険番外編

シャイル「あんたを勝利に導く
     カードだって?・・」

    (すごい自信だ・・
     ルシファーのヤツ、
     一体どんなカードを
     使うつもりなんだ?・・)

ルシファー「その通り。
      俺はエネルギーゾーンから
      6コストを支払い、
      サポートカードの
     『デビルズガン』を
      手札から使用するぜ!」

■デビルズガン/使用コスト6
エネルギーを6支払うと同時に
更に自分の手札を6枚、
自分の場の従者カード6枚を
捨て札ゾーンに置くことで
使用することが出来る。
□このカードを
使用したプレイヤーは、
コイントスを1回行う。
裏側が出たら相手に
ダメージを1与えることが出来る。
表が出た場合はこのカードを
使用したプレイヤーに
ダメージを2与える。
その際のダメージカードは、
ダメージを与える側の
デッキの一番上から
必要枚数を引き、
ダメージを与えられる側の
ダメージゾーンに置く。

シャイル「・・・
     デビルズガン・・
     悪魔の銃・・悪魔・・
     あんた・・やっぱり・・」

ルシファー「?
      何のことかな?
      それよりも今は勝負に
      集中するんだね、お嬢さん。
      まぁ集中した所で
      俺の勝ちは決定しているから、
      無駄だけどね。」

シャイル(ル、ルシファーの言う通りだ。
     今は余計なことを
     考えている場合じゃない。
     まずは目の前の勝負に
     集中しないと!)

    「まだ勝負が決まった訳では
     ないだろう?
     結果はコイントス
     次第なんだから。

     もしコイントスで表が出たら、
     あんたに2点ダメージが入り、
     あんたの負けが決定するんだよ。

     デビルズガンの使用自体に6コスト、
     加えてエネルギーを6も使って
     引いたカードを
     手札から6枚も捨て、
     せっかく場に展開していた
     従者カードを6枚も捨てた上で
     敗北することになるんだよ・・

     割の良いカードではないし、
     良い選択とも思えないよ。」

ルシファー「確かに
      使用コストは6と重く、
      手札を6枚も捨てた上、
      場に配置済みの従者カードを
      全滅させることになるが、
      それでもダメージをあと1点
      与えれば勝ちのこの場面でなら
      悪くは無いさ。

      コイントスを外した場合の
      デメリットも、
      2点ダメージを受けた後も
      こちらがまだ生存する場合なら
      大きなものだが、
      ダメージを受けたら
      負けることが決定している
      この場面でなら
      何てこともないだろう?

      エネルギーや手札、従者が
      いくら残っていても意味が無い。
      もう勝負が
      ついてしまうのだから・・」

シャイル「・・確かに・・
     そう言う考え方も
     出来るか・・」

ルシファー「そう言うことさ。
      それでは勝負を決める
      コイントスを行うとしようか?
      因みに、
      お嬢さんには
      まだ使えるエネルギーや
      手札が残っているが、
      この時点で何か
      カードの効果を使うかい?」

シャイル「いや・・
     エネルギーもカードも
     残ってはいるが、
     今この状況を
     どうにか出来るカードが、
     生憎手元に無いんでね・・」

ルシファー「そうかい・・
      それじゃあ始めようか?
      このゲームの勝者を、
      俺の勝利を決定する、
      運命のコイントスをね。」

パート37につづきます。


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