ライター日記/9月30日~10月6日
9月30日:
着々と進めていたラフの構成は一旦仕上がる。終わってインタビュー・コメント仕事の準備に。そういえば編集と執筆を担当していた『ガンダムファンクラブマガジンVol.9』が発刊・送付されたとのこと。こちらはアプリ「ガンダムファンクラブ」と連動した、プレミアム会員向けの冊子。全ページの構成と取材を担当。『Gガンダム』も30周年!
関智一さんと天野由梨さんの熱血対談、当時の貴重な話も多いのでぜひ。
ほかにもことぶきつかささん、明貴美加さん、山根公利さんの取材原稿、GFYのレポートもあるよ。
10月1日:
午前中からゆりかもめにのって芝浦ふ頭に。フィルムエストTV・にしいさんと友近さん・芝大輔さん(モグライダー)出演のイベント「『80年代っぽいサスペンスドラマ』トーク&特別上映イベント」に参加。Youtubeで公開され話題となっている“2時間サスペンスあるある”をふんだんに盛り込んだ『友近サスペンス劇場 外湯巡りミステリー・道後ストリップ嬢連続殺人』を、3人の生コメンタリー付きで鑑賞するもの。画質もちゃんと「クリアビジョン版」というこだわりよう(笑)。2週間前に松山・道後に行ってきたばかりだったのでロケ地的にもタイムリー。2時間ドラマは昔から好きだったので、あるあるにも感心するばかり。船越英一郎味のあるケーハクそうなカメラマンをノリノリで演じる芝、妙に察しと勘、そして運が良い片平なぎさ感にもはや貫禄すらある友近の掛け合いが面白い。愛媛の会社が総力をあげてバックアップしているのも微笑ましいし、にしい監督のこだわりが随所に感じられた画作りも圧巻。上映後には3名のトークと質問コーナー、そしてレイザーラモンRGによるあるあるで大団円。平日のお昼時間でも一般席は盛況。楽しい時間だった。
自宅に戻ってリモート会議をし、方向性とスケジュールを再確認。あとはやりきるのみ。その後は事務所へ移動。
明日の取材に備えて該当映像を見直す。やっぱり面白いし、よくできているし、演劇的な作品である。舞台設定をどう活かすかを非常に練られているなと思う。この日は『Meets Regional』最新号の発売日。特集は西成。
私はNIKONIKO TANTANのインタビューと、配信コーナーを担当。山田尚子監督の短編「Garden of Remembrance」を紹介。
10月2日:
午前中には緊急の打ち合わせ案件。一旦整理する。
午後からは取材。とある作品の周年を祝い、当時の関係者に話を聞くというもの。さすがにかなり前の話ではあるので、細かな部分よりもある人物(大物監督)の圧倒的な存在感をフィーチャーした内容に。なかなか面白いものになりそうな予感がする。
ご飯を食べたのち事務所に戻り、明日の取材に備えて音源の聞き込みと資料の読み込み。ちょうど良いネタを発見したので編集者に連絡。会話のきっかけにしてみよう。
仕事の一方で年末の帰省に備えて飛行機を手配したりする。JALのタイムセールにはまたも出遅れたので、スターフライヤーにお世話になることにした。
この日はお世話になっているan・anの発売日。「ふれる。」特集内で、今夏話題のアニメ映画として「きみの色」「ルックバック」「化け猫あんずちゃん」を紹介。それぞれ原稿用紙1枚分くらいの量ですが、簡単に内容と特色が把握できるものになっているのでご興味あるかたはどうぞ。
10月3日:
午前から取材へ。取材場所(最寄り駅)には大体1時間前に到着し、そこでカフェに入って休憩がてら最後の準備をするのがルーティーンになっている。1時間前に到着しておけばもしその後道に迷ったとてなんとかなるし、巻き進行のときも早めに入ることができる。まぁ、本当に多忙な人ならそうは言ってられないのだろうが、そこはフリーランスやから。
取材はリリース案件もありながらかなり深いところまで聞くことができたかなと思う。ただ、こちらの質問が長くなりすぎて不明瞭になったり、余計なことを喋りすぎてツッコまれたりするという、まぁライターとしてあまりよくないところも見え隠れした。取材とは常に反省をもらえる時間である。
それからさらにリモートでの打ち合わせが予定されていたのだが、自分の事務所まで戻る時間はなかったので、同じ仕事を請け負うデザイン事務所の事務所でリモート。打ち合わせはサクサク終わり、その後は近況を話し合ってお暇。帰り、別件でこのエリアに来たときに訪問したパン屋へ。前回はあまりの美味しさにびっくりしたのだが、この日は前回よりもパンの種類が豊富で、またいろいろ買ってしまう。
事務所に戻ってからは今日の分のインタビュー起こしを進めつつ、明日の取材の準備も並行して。起こしを発注する後輩にも先立って声をかけ、少々打ち合わせをすることに。
10月4日:
12時から打ち合わせを2本。それから取材へ。取材はこってり濃密な内容になった。いつもとは勝手が違う現場だけに少々緊張したが、なんとかいろいろ聞き出せたのかなと思う。
速攻で起こし依頼を出したあと、新宿に。ルミネtheよしもとで「肉6」。ビスケットブラザーズ、ダブルヒガシ、豪快キャプテンの企画イベントで、ルミネでは初開催。豪快キャプテンがルミネでネタをするのも初めてだったという。客層としては若い女性が多いものの、若い男性もチラホラ。ゲームコーナーも含め、ゆるい雰囲気。ビスブラに対して後輩たちがほぼタメ口で話しているのがまた良い。
イベント終わり、今週も新宿のお店は混んでるだろうということで、荻窪の「わん」に。『水曜日のダウンタウン』で大鶴肥満が運ばれていたのはこの階段か! と聖地巡礼気分。なかなか急勾配だったし、ちょうど良いシチュエーションを探すなとも思ったし、荻窪ってところにもけっこうリサーチをしたんだろうなーと、苦労が忍ばれもした。
10月5日:
朝から細々原稿作業&原稿読み。
完成形が見えてきたような気がする。編集は一旦終えてチェック出しまで。
夜ご飯を食べて、引き続き原稿作業。
オールスター感謝祭と後夜祭見ていたらあっちゅうまに夜中。放送がスタートしたらんまのリブートも見た。ちゃんとルックが現代だ。
anoちゃん主題歌はさすがの真部ワークス。
この日の原稿ノルマは達成。原稿を送って寝る。
ところで、石原さとみが出ているすき家の新しいCM、じわじわ人気を得てきたグソクムズが提供してるのだけど、メロディやコード感にオセロケッツ「ミリオンボーイ」を感じる。
検索したけど同じことを思ってる人はいなかった。でもわかってもらえると思う。
10月6日:
よく寝た。昼からマンション理事会に。
一難去ってまた一難、みたいな状況と言えるかもしれない。次の予定の時間が迫ったので理事会を中座し、お台場へ。
ギリギリ間に合う。
『久保みねヒャダこじらせライブ』ゲスト岡村靖幸回を。前半はメイン3人のトークで場をあたためたあと、後半に岡村ちゃんが登場。そして恒例となっている、みんなでの曲作り。サウンドの設定さえ決まれば、ギターを爪弾きながら流れるようにメロディを紡ぎ出していく岡村ちゃん。その姿を間近で見られるのはやはり貴重。
配信後のアフタートークも、素顔が見える楽しい内容だった。
番組はスタートしてから12周年らしい。この回も満席とずっと人気を保っていて、こじらせという概念の求心力を感じる。
新橋で打ち上げ後、帰宅。山田尚子監督の情熱大陸を観る。監督が訪れていたプラハのライブハウス、雰囲気もジャンルも日本の地下箱と遠からぬ感じで良かった。
就寝前にレビュー用の映画を一本見る。