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映画覚書き #26『帰ってきたヒトラー』

あらすじ
ヒトラーの姿をした男が突如街に現れたら?「不謹慎なコスプレ男?」顔が似ていれば、「モノマネ芸人?」。リストラされたテレビマンに発掘され、復帰の足がかりにテレビ出演させられた男は、長い沈黙の後、とんでもない演説を繰り出し、視聴者のドギモを抜く。自信に満ちた演説は、かつてのヒトラーを模した完成度の高い芸と認識され、過激な毒演は、ユーモラスで真理をついていると話題になり、大衆の心を掴み始める。しかし、皆気づいていなかった。彼がタイムスリップしてきた〈ホンモノ〉で、70年前と全く変わっていないことを。そして、天才扇動者(ルビ:アジテーター)である彼にとって、現代のネット社会は願ってもない環境であることを―。

「Filmarks」より

ただのコメディー映画と思ったら違っていた。
ドキュメンタリーっぽい映像を差し込んだりして
一体何をしたいんだろうと考えながら見ていた。
最後の最後にきて風刺映画なのかもと理解したものの
全くといって笑えない映画だった。
特にヒトラーが街中で「いまのドイツについて」
人々にインタビューするシーン、
もしこれがドキュメンタリーだとしたら
偽物とはいえ、あのヒトラーを人気者として扱っている
ドイツ国民は何を考えているんだろうと思った。
実に不愉快。
あの歴史的事実をどう考えているんだろうか。

スタッフ
監督 デビッド・ベンド
製作 クリストフ・ムーラー ラース・ディートリヒ
製作総指揮 オリバー・ベルビン マーティン・モスコウィック
原作 ティムール・ベルメシュ
撮影 ハンノ・レンツ
美術 ジェニー・ルースラー
衣装 エルケ・フォン・ジバース
編集 アンドレアス・ボドラシュケ
音楽 エニス・ロトホフ

キャスト
オリバー・マスッチ
ファビアン・ブッシュ
クリストフ・マリア・ヘルプスト
カーチャ・リーマン
フランツィシカ・ウルフ
ラルス・ルドルフ
トマス・ティーマ

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