自然を肌で感じる

自然環境リテラシー学2021 第1回Aコース
7/3(土)〜7/4(日)

こんにちは、いつきです。
今回は、7月3日と4日に三重県の南伊勢にある、ロッジさらくわで行われた自然環境リテラシー学に参加し、感じたことを書いていこうと思います。

7/3  Day1

激しい雨の音で朝3時30分に起きてから、5時台の電車に乗り、バスを乗り継ぎ、3時間半かけて現地にたどり着きました。普段より6時間早く起きたためか、着いた頃には体感では正午になっていました。

話が変わりますが、私は三重県で生まれ、大学生になった今でも三重県に住んでいる生粋の三重県民です。
そんな私ですが、生まれてからの18年間、南伊勢に行った事がありませんでした。高校の時の友達で南伊勢に住んでいる子がいたため、自然に囲まれていることは知っていましたが、伊勢市駅でバスに乗ってからの景色の変化にとても驚きました!朝早く起きるのは大変でしたが、普段見ることの出来ない景色や光景を目にする事が出来て、充実した朝を過ごすことができました!次の写真は、バスの運転手さんのご厚意で、10秒間バスを停車して下さった時に撮影した写真です。



ロッジさらくわに到着した後、塩釜の見学や区長さんから竈方(かまがた)の歴史についてお話を聞かせていただきました。製塩について何も知らないまま塩釜の小屋に入ってみましたが、サウナに入っているような感覚でした。私は、ほんの数分しか小屋に入っていませんでしたが、製塩の大変さを肌で実感しました。塩釜の小屋で実際に働いている方が、「塩釜の小屋で1日中仕事をしていると2kgは痩せるよ、ダイエットしにこやんか?」と仰っていて、想像しただけで倒れそうになる程、小屋の中は暑かったです。同じ三重県でも、私が生まれ育った伊勢市には伊勢神宮などがありますが、伊勢市とは違った南伊勢だけの伝統や文化があるということを実感し、また、それらのものを伝承していくことの大切さを学ぶことができました。


区長さんからのお話を聞いた後、カヤックの部品や乗り方について説明を聞きました。カヤックに乗る前にスタッフやリーダーの方々が、「転覆しないから大丈夫だよ!」と仰っていたのですが、正直、皆さん運動神経が良いからじゃないか・・・?と思っていました。中学校も高校の時も吹奏楽部だった私は、転覆してしまうのではないかと心配していましたが、いざカヤックに乗ってみると陸で乗った時よりも安定していたので、安心して乗ることが出来ました!

A-2チーム(ライフジャケットが青のチーム)は1日目は外洋には出なかったため、外洋の波やうねりがどのようなものなのかは分かりませんでした。2日目に外洋に出るのは少し不安でしたが、想像よりも楽しく漕ぐことが出来たので、次の日のカヤック実習が楽しみになりました!

1日目のカヤック実習の後は、カヤックを片付けたり、シャワーに入ったりと忙しい時間を過ごしました。
いよいよお楽しみの夕食の時間になって、ガスバーナーなどの使い方のレクチャーを受け、夕食を作り始めました。親子丼や中華飯がある中で、私は牛丼を選びました!想像以上にご飯が温まってしまったため、火傷しそうになりながら食べましたが、とても美味しかったです!今回特別に猪のお肉を差し入れして頂いたため、お昼に見学させて頂いた塩釜で作った塩をつけて食べてみました。いつも食べるお塩とは違い、海の味!という印象を受けました。

ご飯を食べた後は、1分間プレゼンテーションをしたり、天気予報と実際の天気や風向などを記入するログブックの作成をしたりして過ごしました。夕食に加えて、自分達で持ってきた食べ物でお腹を満たしてから歯磨きをし、荷物をまとめて就寝をしました。

↑ご飯を温めている鍋たちを撮る友達を撮る友達の写真

7/4 Day2

テントの中が暑くて寝れないかもしれない・・・と思いましたが、ぐっすり寝れました。どこでも寝ることの出来る私の体、さすが!

朝ごはんを食べた後、ロッジさらくわの周辺の地形に関するレクチャーを受けました。地形や天候を知れば、危険を予測する事が出来ると学びました。レクチャーの後は、いよいよ2日目のカヤック実習が始まりました。1日目の最終地点であった白い塔まではすぐ着いてしまい、想像よりも近かった事に対する驚きと共に、1日目以上に漕いだら自分の腕はどうなるのだろうと考えました。

外洋が見えてからの波の高さやうねりは、1日目に感じた事がないものだったので、酔うかもしれないと少し不安になりました。外洋の波に流されないように漕いでいたら、酔わないか気にする暇もありませんでした。外洋に出てからは、同じ場所に留まる事の難しさを1日目以上に感じました。

波に揺られながら到着した、目的地である座佐の浜で昼食を食べました。流木をイスの代わりにして、お鍋を囲みながらラーメンを食べました。大自然の中でラーメンを食べるのは、とても不思議な気分でした!朝食の残りのパンが直角にありえない形に変形するなど、何気ないことで笑った楽しい昼食になりました!!

昼食後は、コンパスと地図を使って目標地点への進行方向の決め方についてレクチャーを受けました。
まず、実際の北と海図上の北を合わせ、コンパスを目的地の方角と一致させます。そうする事により、目的地の方向をコンパスで見ることができ、コンパスが指す方向にカヤックを進めていけば、目的地に着くことができます。
普段コンパスを使う事ない私からしたら、海の上で何も目印がない中、自分が決めた方向に進むなんて恐ろしいことだ・・・!と思いました。


座佐浜からロッジさらくわに帰る時は、行きより余裕を持って漕ぐ事ができましたが、中間地点まで来たところで、腕や肩の疲労が溜まってきたため、スピードが落ちてしまいました。

そこで、前日に柴田さんが仰っていた「背中を隣の人に見せる気持ちで漕ぐ!」という事を意識したら、少しでしたが楽に漕げた気がしました!


まとめ

PFDやスプレースカートの付け方、パドルの扱い方、カヤックの乗り方、危険回避の仕方などなど初めて知る事ばかりでしたが、新しい事を知る楽しさを味わいながら、貴重な体験をできた2日間でした!坂本先生がリテラシー学の説明の時に仰っていた、「自然の中でしか感じられないものがある」ということを少し実感できた気がします。


サポートしてくださった先生方、インストラクター、リーダーの方々のおかげで、充実した2日間を過ごす事が出来ました!ありがとうございました。

アドバイスして下さった事や反省点を、次回のカヤック実習に生かしていきたいと思います!


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