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健康食品を食べる前に、体内をハックできているのか

 以前こんなツイートをしました。

(前略)
逆に本気で食事で健康増進させようというなら、何食べるかの前に、まず自身の遺伝子型や腸内細菌叢の組成、現在の体組成とか、自分に関するデータをめちゃくちゃ集めないといけないんじゃないですかね。
営業戦略立てずに設備投資だけしているようなものでは?と思ってしまう。

 世の中「健康になる」という食品はメチャクチャあります。食品として「美味しいもの」「安全なもの」が一通り出そろってしまった今、一番わかりやすいのは「健康」を訴求することで、実際大手食品企業でサプリや機能性食品を扱っていない会社はほとんどありません。

 しかしそうした商品は多くある一方で、本当にそれがその人に適した商品なのか? というとそれはまた別の話です。

 お酒が強い人と弱い人が一番わかりやすい例だと思いますが、摂取した食品がどう代謝されるかというところは個人差の大きい部分です。世の中、フルーツしか食べてない人がいて、その人の腸内には窒素固定菌(タンパク質を生み出す菌)がいたりするのです。もはやなんでもあり。

 食生活も運動習慣も、そもそもの遺伝的性質も異なる個々人に、ある画一された商品の効果があるかと言われれば、仮にトクホのようにデータが出ていた商品だとしても「個人レベルで効果があるかはさっぱりわからん」が正直なところだと思います。

 そんなわけで、どこまでやるかというところは別として、本当に健康になりたいのであれば、何を食べるか以前にある程度自分のことを知っておくことが必要になるのだと思います。

 僕は割とそういうところで体内をハックするのが嫌いじゃないので、色々なことを試したりしています。世の中色々なサービスがあふれていますので、本日はそういうところを紹介していこうと思います。

 全く意図はないですが、たくさん商品紹介してるのでこれも前の食品ヒット大賞の記事と同じようにPR記事ということにします! その前提で読んでくれよな!


1.測定機器系

 身体について機器でもって測定する機械になります。体重計も十分この範囲に入りますが、そもそも機械でどういうことが測定できるか? というのは意外に網羅できていないのではないのでしょうか、ということでご紹介。

1)体組成計

 体組成はやはり基本のキになります。体重よりも筋肉量・体脂肪率が重要なのは言うまでもなく、自分がどのような体型か、どういった体型を目指すのかというところは重要になります。

 ただ、毎日測るようなものでもないと思います。高ければ高いほど精度良い系だと思うのですが、そういったのはジムや病院などに備え付けてあるもので一度測定し、日々の生活では普通の体脂肪計を利用してモニタリング、数か月後に高精度機器で再分析という使い方が良いのではと思いますね。

 一番有名なのはInBodyだと思いますが、最高ランクのものが170万円は草。

2)血圧計

 血圧計は実際不安を抱えているかいないかという話があるので、体内ハックというよりは健康診断等で指摘されたら購入するものだと思います。
 より健康にというよりは病気のモニタリングなので、必要になったら買いましょうという感じ。

 手首で測定するタイプも出てきていますが、やはり精度は腕で測るものの方が高いようですので、置くスペースがあるならそちらがお勧めです。ただ病気に関わるものなので、やはりオムロンとかシチズンといった国産のものをお勧めしますね。
 僕は親には時計としても使えるタイプをプレゼントしました。

3)スマートウォッチ

 スマートウォッチは色々な用途がありますが、やはり体内ハックという点では欠かせません。睡眠の質測定、脈拍、活動量、血中酸素濃度、ストレスレベルや心拍検知までバッチリです。血中酸素濃度に関してはちょっと精度がまだまだという感はありますが。

 こういうのは自分の日々の生活の質を測定するという意味で重要だと思っていて、すごい運動しているつもりだったのに運動してなかったとか、時間としては寝たのに寝た気がしないとか、そういう意識と身体のズレを数値化出来るところに意味があると思います。

 個人的な好みとしてはAppleかGarmin、もしくはカシオの3択なのですが、僕はGarminのvivosmart5を使用しています。理由は以下の3つです。
1.細くて小さくて邪魔にならない(寝てる時もずっと着けるので)
2.電池の持ちが良い(Apple Watchは毎日充電が必要ですが、こいつは5日くらいは余裕でもちます)
3.Body Battery機能が好き。自分のHPを可視化している気分になる

 スマートウォッチのもう1ついいところとしては、腕時計の土俵から逃げられることがありますが、ここは本題ではないので割愛……。

4)血糖値センサー

 まぁ、FreeStyleリブレのことです。

 血糖値は健康診断でも見ることが出来ると言えばそうなのですが、リアルタイムで見ることで血糖値スパイクの有無が分かるところに一番の価値があると思います。

 ただしそれなりのお値段で14日間で使い捨てになるので、どちらかというと「血糖値スパイクを起こすような体質かどうか」とか「日々の生活でどう血糖値が変化しているのか」「日頃の食生活でどう血糖値が動いているか」の確認のために使う機器だと思います。

 一回やってみようと思っていてなかなか手が出せていない……。

2.検査系

 検査をして自分の身体を理解するタイプです。検査と合わせて商品を販売するケースも多いですね。

1)遺伝子検査

 遺伝子からどういうタイプなのかを調べる検査です。
 遺伝子検査のいいところは、基本的に1回きりでいいところですね。遺伝子型は変化しないので。
 アルコール代謝能力や体質、肥満タイプや生活習慣病の疾患リスク、最近の流行は祖先のルーツなどが分かるところです。

 一番メジャーなのはGeneLifeですかね。私はDIETだけやりました。安かったので。

 他にもGeneQuestとか、DHCユーグレナもこうしたサービスを実施しているので、興味があれば項目と価格、信頼度から選ばれると良いと思います。
 ユーグレナについては試した先輩がいて「検査後も無料で新しい項目については情報が付け足されていってお得感ある」と言ってました。
 あっ、回し者ではありません……。

2) 腸内細菌

 腸内細菌系はやはりMyKinsoが一番有名でしょうか。
 多分腸内細菌は一番個人差が大きく、また食品に携わるほど腸内細菌叢の重要性を強く感じます。また、比較的食品で改善しやすいところでもありますね。

 サイキンソーはカルビー・メタジェンと「Body Granola」というサービスを行っていたりもします。この辺りは明治とかがやりそうな感じがありましたが、朝食に刺さっているカルビーでしたね。

 サイキンソーは便を送るタイプですが、大正製薬HelCでは尿を送って腸内にいる腐敗菌の割合を調べるようなタイプもあります。検査項目が少ない分安価なのが特徴ですね。

3)栄養素測定

 現在、自分の栄養素が充足されているかを調べるサービスです。尿を送って自分の今の栄養状態を把握し、それに合ったサプリを送られてくるビジネスモデルですね。
 一番メジャーなのはVitanoteでしょうか。個人的にも興味があって、4月から3ヵ月やってみようと思ってます。カルシウムが全然足りんかった。

75点がいいのかどうかわからん
カルシウムとビタミンDが壊滅的なの、骨に最悪だと思う

 ファンケルもパーソナルワンという似たようなサービスをやっています。Vitanoteが自分に合わせてサプリを調合してくれるタイプ、ファンケルは自分に合わせた異なるサプリをチョイスしてくれるという違いがあります。

3.健康は食事だけじゃないよ

 さて、ここまで見て頂いて色々なサービスがあることに気づかれたかと思います。そしてこういうことをすると、あらためて気づくのです。

「あ、なんか食事にだけ気を遣うの、ちょっと違うよな……」

 と。

 睡眠時間を確保したり、運動する習慣をつけていくと、特に1.で出した機器測定系の数字ってみるみる良くなっていくんですよね、これが。

 もちろん食事も大切です。ただ、健康補助食品はやっぱり補助なので、だからこそ適切なものを適切な量だけ摂っていくことが身体にもお財布にも優しいのではないでしょうか。

 そんなわけで、体内ハック仲間求ム! という言葉を結びにしたいと思います。アデュウ! 

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