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群像p.360<世界の哲学>
<主体>の<内面>の声は母の声
母への問い→私は、私とは何か。母は他者性を自分自身に抱く。
母が欲するものは父。有意味化される言葉。
「言葉が有意味化される。」=
あの、小さな指先が指し示す花の名称。
春、窓から肩車をした親子とその家族をみた。
時折り乳児が小さな花弁に掌を延ばす。
周りを囲む彼女の家族がにこやかに笑い、教える
「さくら、それは、さ・く・ら」
幸福の瞬間と、言葉の<有意化>
それは人間としての美しいはじまり。
彼女の世界のはじまり。
毎年、同じ光景を目にした。乳児が指し示す先にあるのは何だろう。
「私は私という瞬間に外部となる」そして欲してもいる。さらに三者は承認する。
それは、愛だ。そして殺されなければならない。またしても、死。
三者が成立しなければ?そして、私に、私は、私とは何か問い、私は私とは何かと問わせるものがいなければ?存在しない。存在していない。
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#persicariacapitata #polygonum
姫蔓蕎麦:葡萄性、ヒマラヤ原産、多年草。比較的どこでも生きる。

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