美しい別れ
どこに行ってしまったのスラッシュどこまで行ってしまうのスラッシュ
どこに行ってしまうの/どこにいってしまうの/間にtabを押しただけだった。
昔の詩、修正、習性をする。思い出の、
美しい別れを
あなた、ぽっかりと開いた穴に差し込む指がひんやりと冷えていく
ひかれた紅が高揚をみせて、身体に覆われた冷気を包んでいた
いってしまったその肌が、健やかに染まる、熱い火炉
焼け残った仏様が立派であろうとも無かろうとも、
その胸に抱かれることはもうないのだから
せんないことを言っていてもきりがないのだけれども
戻ってきておくれよう 戻ってきておくれ
赤を保ったひかりの中を盲者と一匹の犬が歩いていた
犬はこちらを見るなりにいった「俺の何がまちがっている?」
だれも止めることは出来ない、だれも色に支配されてはいない
あなたの体温も質量も全部、誰かの借り物なのだとしたら
その内に引かれる力が時間を形成しているのでしょう
それならば、それならば、
三日をまたずしてはらりと舞う大輪に、身を寄せて
じぃっと待つ木陰
遠くで聞こえるさえずりがまた、いつかの記憶となりゆく日に
何者の、なにもかもの全てが猛烈に飛び、吹かれてゆく、吹かれてゆく
吹かれてゆく、吹かれてゆく!
美しい日々、美しいことば、くそったれ くそったれ!
すべてを遮りつんざき えぐり まさぐり しめつけ、足りず
くそったれ、軽蔑、侮蔑をふりまいて
さあ、わたくしをごらんになってよ!
形容は崩壊する、形体は溶解する、全てが熱量によって
顔という顔の顔たる純然な叫びに身を費やして、
さあ!
これで、さあ。
―――
さあ、さぁ今朝からラジオ体操を始めた。
昨日の話。