いつか
毎月1編か2編更新します𓂃◌𓈒𓐍下町の薬膳cafeが舞台です。そこは心にほろ苦さを抱えながらもやさしい心を持つ人々が集う場所です。
(2024年は6/5〜6/20までの期間) 芒(のぎ)のある穀物、稲、麦など穂の出る穀物の種をまく季節ということから言われる。 (実際にまく時期とずれる事も) 𓂃◌𓈒𓐍 如何お過ごしですか わたしは、悲しい別れがあり、急遽地元の北海道に帰っておりました。 父が植えたすずらんが可愛い花を咲かせていましたよ。 悲しみはそっと仕舞ってまた頑張らなければ。。 𓂃◌𓈒𓐍 陽が極まる夏至ももうすぐ… 汗をかきやすい季節になってきましたね。 冷房の効いている場所も多いですから、
(2024年5月20日~6月4日の期間) わわ、ぼやぼやして次の節気に移ってしまうところでした… 緑がぐんと濃くなりましたね。 この期間は田植えの光景が見られたり、公園では色とりどりの薔薇や草花も綺麗でした。 こちら地方、あじさいも咲き始め、梅雨目前の気配です。 暑くなってきてつい冷たい飲み物を飲みたくなりますが、中医学では胃腸の働きを弱めると考えられています。 つい氷入りドリンクを飲みたくなるので、ほどほどにしたいと思います。 陽気が高まり、疲れが出やすい季節です
ほっとしに、来た。 アパートを出て5分のところにある『薬膳cafe五花』にまた来ている。 東京に引越しして来たその日に、手伝いに来ていた母と訪れたカフェだ。 ひとり暮らしの学生には1200円の定食は贅沢なのだが、週イチで訪れることを自分に許可している。 薬膳のことはよくわからないが、普通に美味しいし、カフェの雰囲気がリラックス出来るので気に入っている。 5月から21時までの夜営業も始まって、更に来やすくなった。 「ちゃんと栄養のあるもん食べられぇよ」
夏の気配を感じる今日この頃ですねぇ 寒暖差が激し過ぎて、身体がついていけません 睡眠と栄養をとって本格的な夏に備えたいですね お散歩写真あれこれ 無理をしすぎず深呼吸していきましょうね〜(*´`*)ノ.+゚
あらすじ 北海道のとある街で両親と40代まで平穏に暮らしてきたフキ。東京に住む叔母から喫茶店を手伝わないかと声をかけられる。自分の可能性を広げたいと思い始めていたフキは両親を説得し、思い切って上京する。叔母が長年続けてきた喫茶店は店仕舞いをすることになり、フキが新たに『薬膳cafe五花』をオープンさせることになった。来る人々の心がホッと癒されて笑顔で帰れるように…。フキの想いは伝わるのか。下町の薬膳カフェを舞台にほのかに優しい人々の交流を描く。 プロローグ
(2024年は4/19から5/4までの期間) 春の雨が続いて少しどんより気分ですが、穀物の成長を促し大地を潤す恵みの雨なのですね。 二十四節気では最後の春の時季。 晴れた日は新緑も眩しく夏の足音もかすかに聞こえてきました。 花粉や黄砂も飛んでいますね(ヘックショ! 寒暖差も激しいのでどうぞご自愛ください(*´`*)ノ.+゚
彩り豊かな花々 新芽が出てきた樹 ひらひら舞う蝶々 アスファルトの隙間から力強く伸びる草花 うららかな日差しの中ゆっくりおさんぽ 桜の咲く頃は毎年ソワソワします笑 新年度も始まりましたね 気持ちがぴんと張り詰めている人も多いですよね 睡眠と栄養をとって どうぞご自愛ください(*´`*)ノ.+゚
今日はカフェの定休日。 午前中はゆっくり過ごした。 午後からはお弁当の予約が入っているので、商店街で買い物してから、お店の厨房に入りせっせと作っている。 𓂃◌𓈒𓐍 【お花見弁当の予約承ります ※期間限定】 1週間ほど前にお店の壁にポスターを貼ってみた。 早速お客さまのなつめさんから近所の公園でお花見をするからと6人分の予約が入った。 18時に、指定の公園にお弁当を届ける約束になっている。 初めてのテイクアウトのお弁当なので気合いが入っている。
ゆっくり散歩をしました 近所のソメイヨシノはやっと綻びはじめの樹がほとんどでしたよ 春の陽気を一気に感じますが、中医学では人の陽気も昂りやすい季節と言われています。 いらいらしたり、そわそわしたり、、 舞い上がってついうっかり…… 自分は心当たりありありです。 だからこそ、ゆったりのんびり、深呼吸𓂃◌𓈒𓐍 落ち着いて、落ち着いて。大丈夫𓂃◌𓈒𓐍 のんびりいきましょう𓂃◌𓈒𓐍☕️✨
大地が温まり、地中の虫が春の陽気に誘われて地上に出てくる頃。 陽気が高まりひともソワソワする季節 深呼吸したり、ゆっくりお散歩もよいですね(*´`*)ノ
土曜日の昼下がり。 カランカラン…… 春風とともに、ショートカットのにこやかな女性が入ってきた。 お。なつめさんだ。 ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ 「今日はお茶にしようかな。この気になるティーが気になります」 ピスタチオグリーンのカーディガンの袖から出た指がメニュー表を追っている。 「わ。嬉しいです。メニューに出したばかりなんですよ」 「そうなんですかぁ。どれにするか迷いますね」 といいつつ、指が冷え性のところで止まっている。 3月とはいえ今日は曇りで肌寒
雨粒が涙のようで 一雨ごとに確実に春が近づいている
3年ぶりに生まれ育った下町に帰ってきて残念だった事がある。 子供の頃からよく行っていた喫茶店が閉店して、新しい店になっていた事だ。 「ちゃい夢(ちゃいむ)閉まっちゃったのか〜」 俺は愕然とした。 ┈┈┈┈❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈ 近所で散髪した帰りに、また元ちゃい夢の前を通りかかった。 薬膳cafeて… 俺はあの素朴なカレーライスが食べたいんだ。 でも昼飯を食べるタイミングを逃してとても空腹である。 店の前でしばし立ち尽くしていると、カ
カランカラン…… ドアベルの音と共に1人の女性が入ってきた。 ピッと背筋が伸びる。 「いらっしゃいませ」 「こんにちは〜」 おっ。 にこやかに微笑むこのお方は先日初めてきてくれたお客さまだった。 淡いグリーンのマフラーにくりんとパーマのかかったショートカット。 「お好きな席にどうぞ」 こちらも自然に顔が綻ぶ。 お客さまは先日より血色が良いし、こんにちはの声は通っていた。 熱々の黒豆茶とおしぼりをカウンターの一番奥の席に届ける。 「このプレートにしてみようかなぁ
薬膳カフェのカウンターでオーダーしたお粥を待っている。 このお店に来るのは初めてだ。 以前から気になってはいたけれど、薬膳と聞いてなんとなくハードルが高かった。 アラフォーにさしかかり、最近は自然に健康に目を向けるようになってきた。 少し無茶をすると疲れが残るなぁと感じる。 食欲がなかったり、何かをする気力が湧かないことも気がかりだ。 薬膳…ちょっと興味があるかも。 店舗の外の看板には、読みやすいチョークの字で、おすすめお粥セット、薬膳スパイスカレー、