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私はセクシャルマイノリティである

皆さま、ご機嫌よう。

あなたは「自分が普通じゃない」と感じたことはありますか?

マイノリティであるということは、一般的にアブノーマルとされることも少なくありません。そして私は自分自身がマイノリティで形成されているのではないか?と思うほど、マイノリティの塊だと思っています。マイノリティであると偏見を持たれたり差別をされることが少なくありません。しかし、私は自分自身のマイノリティについて「理解してほしい」とは思いません。その代わり「そういう人もいるんだな」と受容してもらえると嬉しいです。


セクシャルマイノリティ

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私はいわゆるセクシャルマイノリティです。LGBTで言うと「B」にあたる、バイセクシャルです。

バイセクシャル」とは両性愛であり、男女どちらにも恋愛感情を持つこと。

しかし、もっと正確に言うと、恐らくパンセクシャルです。

パンセクシャル」とは全性愛であり、セクシュアリティ関係なく恋愛感情を持つこと。つまり、すべてのセクシュアリティに恋愛感情を持つこと。

私は恥ずかしながら恋愛経験が少ないため、ポリセクシャルかもしれない可能性もあります。

ポリセクシャル」とは複数性愛であり、複数のセクシュアリティに恋愛感情を持つこと。パンセクシャルとは違い、好きにならないセクシャリティも存在している。

個人的に、このようなセクシャリティのカテゴライズは「自分は何者であるかがわからない」という不安から解き放たれる安心材料でしかないと思っています。そのため「レズなの?」と聞かれた場合は「そうでもある」と答えていますし、より複雑であるパンセクシャルやポリセクシャルの説明するのが億劫に感じることが多いためバイセクシャルだと答えています。


マジョリティである点は、私の性自認が女性であるという点です。「性はグラデーションである」という多様性の中で、男女二元論を説くのはナンセンスであるとは思うけれど、私は女性の身体を持っていて心も女性だと思って生きています。

様々な観点から、私は恋人関係にある人に対して「彼氏」「彼女」という表現を使うことがあまり好ましいと思えず、恋人は「恋人」と呼んでいます。このこだわりをほかの方に押し付けたりすることはないけれど、自分以外に恋人を「恋人」と呼んでいる人を見ると勝手に親近感を覚えます。ちなみに、今まで「彼氏」はできたことはあるのですが「彼女」ができたことは一度もありません。ストレート(異性愛者)の女性にばかりに恋していたため、傷付くことが怖くて打ち明けたり告白したりすることができなかったからです。異性であれば考えなくても良いはずのことを、同性であると考えてしまって先に踏み出せないのです。

現在は男性の恋人がいるのですが、そうなると「ファッションだったの?」と言われることがあります。セクシャルマイノリティだからといって、必ずしもマイノリティの恋愛をするとは限りません。同じ悩みを持つセクシャルマイノリティ同士での首の締め合いは嫌だな、と感じることも少なくないのです。


まとめ

マイノリティであるということは、それらのコミュニティも狭いです。いくつもの狭い世界に慣れきってしまったとき、ふとマジョリティである世界に出てしまうとあまりの広さに呆然と立ち尽くしているかのような感覚になったりもします。狭くて息苦しかったはずなのに、広すぎるとどうしたら良いのかがわからないなんてこともあります。

私は自分が普通ではないかもしれないけれど、「私」として見ていただけるのであれば、様々なカテゴライズという型に押し込まれることなく生きていけます。なのでカテゴライズ内にいる「私」ではなく、この世界のどこかにいる「私」を見ていただけると嬉しいです。


それでは、またいつか。


限界生活の足しになります