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「わたしのお母さん」

2020年5月10日の母の日に、やりたいことがある。

それは...

・「わたしのお母さん」をテーマに30人の"子ども"から"お母さん"に手紙を書いてもらう
・5月10日、その手紙をギャラリーにして展示する
・ギャラリーにお母さんを招待してもらう
・お母さんたちに、手紙を読んでもらう

2019年12月。クリスマスよりちょっと前。
私はどうしてもこれをやりたくなって、友達に連絡をした。

「来年の母の日、5月10日空いてる??」
「お母さんに手紙を書きたい。」
「その手紙をギャラリーにして、当日お母さんたちを招待したい。」

"子ども"から贈る"母"への手紙

私だけではなく、
いろんな人にお母さん宛に手紙を書いて欲しい。

母の日、母の誕生日。
私も小さい頃はよく手紙を書いたが、ここ数年めっきりと減ってしまった。

「もうすぐお母さんの誕生日か、今年は何あげようかな」と、考えるのはプレゼントのこと。

いつしか母への感謝の気持ちは形として物へと変わり、母への感謝を思い返したり・これから母とどう過ごしていきたいかなんて考えずに、欲しそうな"物"を考えるようになっていた。

もちろん、プレゼントを探すその時間は母のことを考えているし、「体を冷やさないように」とか、「いつまでも綺麗でいられるように」とか...私なりに想いを込めている。

だから母も「ありがとう」と喜んでくれる。

でも...もう少しだけ手を加えて、今年は手紙を贈りたい。

手紙って、人間関係を振り返ることができたり、行進させるほどのすごいパワーを持っていると、私は思う。

手紙を書く時間は、相手を想う時間。
相手を想う時間は、自分自身の振り返りにもなるし、自然と相手との未来を想像する...

家族として母に産んでもらった日から今日まで。
「どんな関係が理想か」「どんな未来を一緒に作っていきたいか」考えたことはあっただろうか?

母との関係を、更新できるような。
それぞれが、自分なりに再定義できるような、そんなきっかけを作りたい。

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言葉と空間を使って、体験を通して想いを伝えたい。

ここからは私の想像....

今年の5月10日、日曜日。「母の日」

ある場所で「わたしのお母さん」というギャラリーが行われている。
会場は、お母さんが迷わないように駅近くがいい。

会場へ入ると、数種類のお花があって、好きなお花を1つ、花言葉から選んでもらう。

「行ってらっしゃいませ」と受付の人に優しく背中を押されて中へ入ると、優しい音楽と心地よい香り。

壁には、たくさんの手紙が展示されている。
お手紙の贈り主は年齢層が様々で、読みながら過去から未来を行き来しているような気持ちになる。

そこに、家族の背景は書かれていないけど、その人がお母さんのことをどう想っているのかは感じる。

隣で知らないお母さんが同じように手紙を読んでいる。

真剣に、でもちょっぴり照れくさそうに読む姿にほっこりした気持ちになり、片方の肩が少しだけ暖かく感じる。

読み進めていくと、見覚えのある名前。
自分の子どもからの手紙。

受付でもらったお花を握る手に少しだけ力が入る。
その姿を、離れた場所で子どもが見ている。

親子の関係はどうなるだろう。
この体験を通してお互いにどんな気持ちが生まれるだろう?

きっと多くは変わらないかもしれない。
でも、どうしても私は特別な時間になる気がしてしまうのだ。

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母の日に向けて。

5月10日「母の日」想像を現実にさせるために、企画を進めています。

企画のタイトルは「わたしのお母さん」

私たちと一緒に、お母さんに手紙を書いて、この体験をプレゼントにしてくれる人を、来月。何らかの形で募集します。

きっと、より深く、より暖かく、より真剣に
お母さんとの関係を考える時間になると思うから。

少しだけ勇気を出して。
これは私のエゴかもしれないし、祈りに近い想い。