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セクシュアリティで諦めてきたこと


こんにちは🌸
「オンナノヒトからオトコノヒトになったヒト」として生活しているYOo!です。(男性、とはまたちょっと違う)


幼少期から、かなりたくさんの女の子らしい「嫌なこと」がありました。
幼稚園の制服から始まり、七五三、ランドセルの色、プールや体操服、やれ習字セットや裁縫道具もありとあらゆるものを、いわゆる「女の子向け」と称されるものから選ぶことを強要されてきました。
なので、本当〜〜に、たくさんのことをセクシュアリティ、あるいはジェンダーによって我慢したり、諦めたりしてきました。


女の子として生きなきゃ、と思っていたので仕方ないのかな、と思いながらも受け入れてきましたが、
みんなが意識していないだけで世の中に性別が関係ないことなんてあるのか…と、未だに思っています。
カップル限定でデザート無料でついてくる飲食店とか
女子力とか、、、etc


この辺語ると1週間くらい喋り続けられるので、やめます💦
まぁでも比較的早い段階で「女の子」として選択決断をしなければならないこと自体を諦めてやらなくてはならなかったので、割り切れてる部分も多かったですが、今回は2つだけ、紹介したいと思います。



①部活動


僕は本当はテニスがやりたかったんです。
今は選べるみたいですが、当時はテニス=スコート、あの短いやつです。


…無理!!


そしてソフトボール部に入るのですが
田舎のソフトボール部で、ヤンキー的な部員が多く、顧問も練習にくることはなく
練習よりも休憩の方が多かったです。


別に部活に熱く燃えたいタイプではなかったですが、何か変わりたかったんでしょうね、
その後、陸上部に移ります。しかも長距離。
自分と走っている自分しかいない、他者との競争というよりも自分との戦い、みたいなストイックさに魅せられるのにさほど時間はかからなかったです。
でも、女子の中学ベストと男子のベストは、タイムにものすごい差があるんです。
中学でそれほど差があるのであれば、これから先長距離続けてても箱根駅伝走れることはないんだろうな、
と思うと、一生懸命やったり、才能があったりしても、可能性自体がない、と思ったことはありました。
とはいえ長距離走者として日々磨き上げていく自分、みたいなのは嫌いじゃなかったです。


②グランドホステス


学校教育って、夢を持って目標に向かって頑張りなさい、とか教わるじゃないですか。
とはいえ実際に就活すると、大工さん、看護師さん、消防士さん、お花屋さん、などといった、図書室においてあるような
〇〇になるには
というような、子供にも分かりやすい職業に就く人って、そこまで多くないというか。
〇〇商社の営業、とか、いわゆるホワイトカラーでサラリーマンに、就活の時は目指していくように指導されるのかな、と。


そして僕はグランドホステスになりたい、と思っていたんです。
グランドホステスって、空港内でのお客様案内などの人。
キャビンアテンダントは、実際に飛行機に乗ってお客様対応する人。
空港、という空間が好きだったんです。英語も嫌いじゃなかったし。
でも実際、エアラインの授業を見学にいったら、目ん玉飛び出るかと思いました…


エアラインメイクアップから始まり、ヘアスタイル、スカーフ、お辞儀の角度、スーツのスカートは膝下何センチ…
語学力よりも身なりや礼節の方が重視されていたのですよね。


もし僕が男性として産まれて、男性として空港内のお客様案内をすることでしたら、恐らく服装や身なり、礼節のスタイルも大きく違ったでしょう。
ですが、女性として女性のエアラインの身なりや礼節は、あまりに堪え難い、と感じてしまったのです。
毎日化粧してヒール履いてバシッと決めて…
確かに空港や英語は嫌いじゃなかったけど、無理!と思うくらいには、強烈でした。


だからですかね…その後なるべく女性性を求められない職にばかり就き(化粧や制服、オフィスカジュアルでないなど)
そしてそういう職は大抵発達向きではないことが多く、まぁ安定した仕事に就くまではかなり迷走しました。


そのあたりの話は、よかったら以前連載した
「トランス男性な僕の職場環境」
でも少し語らせてもらったので、合わせて読んでいただけたら嬉しいです。


今は逆に、トランスしたからこそ挑戦できないこと、みたいなのも出てきていて、いやぁ本当になんなんだ…

と思うときもありますが、それでも何とか日々、今この瞬間出来ることをしながら生きているYOo!でした。

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