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《 ITコンサルタントとして求められるもの 》

 皆さん、GMしてますか。
前回、あれだけコンサルタントに嫌味を吐いておきながら、アンタがコンサルタントかいなと言われるかも知れません。そうです、僕こそがITコンサルタントです。
僕自身が本物のコンサルなのか偽物のコンサルなのかを判断するのは、クライアントの皆さんです。

 さて、今日はITコンサルタントになりたい人に向けたお話しです。

 自分のITリテラシーを商売道具に仕事として、収益化へ結び付けたいと考える人は多いと思います。ただ、そういった方々が最初につまづくのが「どうやって顧客を得ればいいのか」ではないでしょうか。

 これはカンタンに解決できます。人から紹介してもらうのです。このブログをお読みの方で自身のITスキルは果たして通用するのかどうか、判断がつかない人は是非、僕とお会いしましょう。僕が判断させていただきますし、ITコンサルタントとして充分なスキルがあるとなれば、僕からお仕事を紹介させていただきます。

 仕事は山ほどあります。

 あなたがITコンサルタントとなって今回が初仕事だと仮定しましょう。大体、クライアントから言われるのが『IT導入について』です。

「うちの事業規模はこれくらいなんだけど、ITを導入するとしたら、どういうものがいいか?」

と、見事にザックリした相談を持ちかけられます。ここで「それならAを導入してみましょう」とか、「現状でお使いのBよりCの方がいいですよ」という提案はできますが、これだけだと、ただのIT知ってる人です。

 大切にしたいのは、ABC~幾つか提案する中で、それぞれを使用した際にこうした効果が現れるといったデータを提示できるかどうかです。それは本当に困ってる人からすれば感激にも近いものです。データというのは、コストであったり、労働時間や人件費、またそれらに付随するクライアントの業務に関わるデータです。

 世の中に同じ加藤利彦がいないように、まったく同じ会社というのもありません。なので、こうした「導入効果」などを繊細に考えていくと、クライアントの会社にしか通用しない試算が出てきます。はい、ここが仕事です。
 
 オーダーメイドの提案。

 会社名や受取人の主語だけ入れ換えて、テンプレート文章でメールを送るような仕事の質とは、ここが圧倒的に違います。ちょっと愚か者で、じっくりとクライアントの患部を診つけてあげるような人が、ITコンサルタントに向いているかも知れません。

 口が達者なやつは最後には口で解決しますし、手が早いやつは最後にはパクって解決しようとします。要領の良いやつは、最後は決まって自分の都合の良いようなカタチで提案を持ち出し、最深部へ行く前に考えることを放棄してしまいます。

 コンサルタントという仕事にやりがいはありますが、知識以前に活力と気迫が必要だということは確かです。悪のコンサルタントは我欲を満たすため、気迫と活力だけはえげつないので、この勢いに押し切られて契約してしまう経営者もいます。

 ちょっと愚かなくらいが良いといいました。不器用でも構いません。ITコンサルタントに向いてるのは、大きな頭(図体)を持ってるのに、小さなことをコツコツ考える、そういった提案ができる人がクライアントを感激させている印象があります。

 クライアントのためにコツコツ積み上げていく仕事は、いつしか自分の精神と一体化して、自分を高めてくれます。そして、コンサルタントはクライアントが喜んでくれた後、最後に喜びます。これが格好いい。

 真面目な話しをしたので、頭が痛くなりました。

 また会おう。


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