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《 A I に手を出すには、ここいらはまだ早すぎる 》

皆さん、GMしてますか。
僕の性格が「S」なのか「M」なのか、それともどれにも該当しない新種なのかを延々と妻に向かって話していました。取り留めのない僕のバカ話しを、ほのかに果実の匂いのする西風のような、柔らかな眼差しで聞いてくれる妻。その妻がいうには、僕はMのフリをして他人を誘っておいて、満足にMを楽しめなくなったら、相手を焼き殺しているということでした。

ハッとしました。

「見事」と僕は心の中で、そっと妻の見解に「いいね!」しました。

そう言われてみれば、その通り・・・。

愛が欲しいがゆえに、愛する者を欲し、そして愛するがために殺してしまう。殺シテモ殺シタリナイ、愛シテモ愛シタリナイ。殺さなければ、壊さなければ、君がくれたものは、わからない。愛、LOVE、AI・・・。
作:冷泉

オスカー・ワイルドの「サロメ」の世界観です。頭の中でビアズリーの描いた妖艶な挿絵が浮かんできました、王を惑わし、そして預言者ヨカナーンの首を欲する、ファム・ファタル。東洋からもたらされた没薬の香りと、灯に使用する動物性の油の匂いが立ち込める。7つのヴェールの踊りを終えたサロメは、銀の皿の上に乗ったヨカナーンの首にキスをして、愛を語る。A I とはなんだ。

「加藤さん、うちの会社、A I とか導入してみようかと思うんです」と言ってくださる経営者がいますが、僕はそれはまだ時期尚早ではないかとお断りしています。A I をどのように上手く扱うのかは、大手企業が目下チャレンジをしている最中で、コスト面を含めてもそんなに簡単なことではないことを知ってるからです。

そもそも、中小企業の事業規模で大々的に A I を導入して、それが業務改善に繋がるというイメージが湧きません。多分、A I のことを勘違いしているのではないかなとも感じます。A I を活用するために必要な 「 I T 化・DX」という段取りを飛び越えてはいけません。空手を習いはじめた白帯が、裸で宇宙に行くようなものです。空手を習いはじめた白帯が、素潜りでマリアナ海溝へ行くようなもので、荒唐無稽の極致です。最果て。

絶対的にムリなのです。A I に辿り着くまでには順序があります。

①業務環境を整備する➡②記録して、データ化する➡③データを業務改善に活かす➡④ I T 化により情報集積が可能になる➡⑤データを分析・解析する➡⑥ A I の登場 判断・決断の実証➡⑦完全無人化に近づく

このプロセスを無視して、A I に期待を寄せるのはあまりにも突飛ですよと僕は言いたいのです。猛烈なスピードで研究開発されていっていますが、それでもまだまだ時間がかかるものですし、目の前の階段を問題にせず、チョモランマからの眺望について考えたところで、それは幻想の域を出ません。

何かあるたびに「ディープラーニング、ディープラーニング、ビッグデータ、ビッグデータ」と意味も分からず言う奴がいますが、次、会ったらぶん殴ってやろうと思ってます。

ちゃんとした、A I はありますが。中小企業が使いこなせるようになるには、まだまだ先です。

でも、諦めないで。

ファイナルファンタジーⅡでも、ゲームを開始していきなり「くろきし」が出てきて全滅です。そこから、数多のモンスターと戦い、仲間たちと知恵を絞り、やっとのことでフィナーレを迎える楽しさがあるのです。ラグナロクオンラインも大体同じで、若干違います。

一緒に学びましょう、僕はMっぽい I T 参謀です。皆さんと共に、叫びながら学んでいきたいです。このブログ、3日間に分けて飛ばし飛ばしに書いたので、支離滅裂ですが、言葉のスケッチ、思考の破片としてそのままにしておきます。とにかく、多忙だったということ。

また、会おう。阿修羅覇鳳拳。

https://youtu.be/Ag2sNx-Ofjs


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