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「途絶えさせたくない」から始まった。私の応援する若者の新たなチャレンジについて。

「経済的な理由で、いろいろと辞めなきゃいけないかもしれません」

諦めをにじませ笑いながら、彼は言った。
「やっぱり、普通の家庭に、強い体を持って生まれないとダメなのかもしれませんね」

学費と富山での生活費を(奨学金を借りつつではあるが)入学当初からすべて自分で賄っていた彼に、実家へ仕送りをするまでの余裕はなかった。

本を読むのが大好きで知識が幅広く、思いついた企画を次々実行に移す行動力も持ち、優しくも鋭い文章でブログの発信を続け、中学から変わらず「書くことを仕事にしたい」という夢を持つ彼。

そんな彼の、久高諒也の希望が、自分の目の前で死にかけている…。

どうにかしてやりたい、自分がソフトバンクとAgoopで培ってきた稼ぐ術を与えたい。そう思わずにはいられませんでした。それが今から1年半ほど前のこと。

私は彼にパソコンを渡し、最初のお客さんとなる方を紹介。
彼は休学し、この仕事に全振りしてくれました。

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「復学までに実績を作り、質と共に単価を上げ、経済的余裕を持つ」
追いかける目標はきわめて明確です。これを達成するため奮闘。

現在までに、彼はクチコミで仕事を着実に増やし、今では「パーソナルライティング」と命名された事業を動かしています。

これまでに、たった1人で一流と呼ばれるクラスのビジネスパーソン10人のお客様を相手にがんばり、70本以上の記事を書き、少しずつではあるものの仕送りさえできるまでに稼げるようになりました。

とはいえ、それは休学をしているからであり、ついに10月に復学の期限を迎えた今、学業との両立を考えると彼の事業は今ひとつ飛躍する必要があります。

そんなわけで、この度(今月公開予定)彼は新たにライター二人を従え、さらに仕事を受注するため、クラウドファンディングを企画

この記事を読んで共感いただけた方には、ぜひ力になっていただきたく存じます。

Before Kudaka

話は少し遡り。久高と出会った背景について少々。

私、丸山は富山出身です。やんちゃな学生生活を送り、偏差値45の大学を出て、記念受験のつもりで受けたソフトバンク株式会社に入社(ラッキー)。

そこからの4年間がどれだけダメダメ社員だったかは以前書きました。

とはいえ、負けずに勉強しまくりながら、失敗を重ねまくりながらもオルァ!と突き進んでいたら、30歳までにビッグデータ戦略室 課長 |株式会社Agoop本部長という肩書きまでいただけることに。長い目で見ていただいた先輩方には感謝しかない…。

今の丸山にとって、新規事業を作り、売上を飛躍的に伸ばすのは得意分野です。えっへんw。(その辺もさっきの記事に書いてます)

そんなことはさておき、
ソフトバンクで20代を送ってきた中で、

・勉強ができる=仕事ができるではない(私の学歴でも大丈夫)
・社会人2年目くらいの力は学生のうちでも付けられる
・それだけで有用な人材ですとアピールできる
・仕事ってめちゃめちゃ楽ーのしぃっ!と感じられる

ことを学びました。

これらの学びを地元富山に還元したい。自分の得意な事業を伸ばす力で、富山に新たな産業が生まれるのを後押しして、クリエイティブな仕事あふれる街にしたい。

そう思い立ち、まあなんやかんやありまして(この辺は別記事で)富山で30代以下の意欲ある子たちを集めビジネス塾(無料、僕がパトロン兼先輩として教える形)を開き、ガチの新規事業作りを目指すことに。

そこに久高も参加してくれたのでした。

偶発的な出会いを引きつける

富山で学生の事業作りを応援する中で、若者に提供したかったものは、ビジネススキルだけではありません。

唐突ですが、都会と地方の1番の違いは何でしょう?

それは「偶発的な出会い」の少なさである、と私は思っています。都会は、人や建物の数、会社の数はもちろん、それらの振れ幅が非常に大きい。多種多様なジャンルから一流がたくさん集まっていて、彼ら彼女らと出くわす可能性がままあるんですよね。そうすると、たまたましてもらえる助言の質が大きく異なってきます。

私も東京で働いたことで出会えた方々から大いに刺激を受けました。

特にヤマト運輸で執行役員を務める同郷の中林紀彦さんには、昔から背中を押してもらっています。ビジネス塾を始められたのは完全に中林さんのおかげ。(あざす!!)

このような人生を好転させてくれる出会いを、できるだけ持続的な形で、富山の学生にもデザインしたい。

己の培ってきたビジネスの力を通して、若者に僕の知る限りもっとも優秀な方々と繋がる機会を提供したい。これがもう一つの狙いだったのです。

パーソナルライティング

ここまででお伝えした背景を踏まえると、久高が始めた「パーソナルライティング」事業がいかに私の描いたものとフィットしているかが伝わるかと思います。(だから全力で応援せずにはいられない!)

簡単な説明をしますね。

昨今、ビジネスパーソンは、noteやYouTubeで自らの学びやストーリーをコンテンツとして発信する必要性が高まってきています。

しかし、優秀な方であるほど時間価値は高く、ブログの発信などすぐには利益に結びつかない、しかも手間のかかることのためにまとまった時間をとるのは難しいもの。

話すのは得意、でも書くのが苦手。1記事を書くのに何時間もかかってしまう。しかし、自分の培ってきたものを世の中にシェアしたい。アウトプットする習慣を持ちたい。

そういったニーズを汲み取り、聴くことと書くことを専門とする「パーソナルライター」に40分ほど話していただければ、一本の記事に仕上げますよというサービスを始めました。

それが「パーソナルライティング」です。

これまでに10名以上の方に利用していただき、70本以上の記事が生まれました。試行錯誤して作り上げてきたプロジェクトが、お客様から感謝をいただけるまでに成長して、とても手応えを感じています。

ちなみに、初めて文章を書くことで稼いだ喜びが爆発している久高の記事がこちら。僕は読んで嬉し泣きしそうになりました…。彼には何度も泣かされているw。

ライティングした記事や詳しい概要、久高の個人理念は以下のnote、HPをご覧ください。


人生を好転させる偶発的な出会い

パーソナルライティングは、そのサービスの仕組み上、ある程度時間価値の高いレイヤーの方が利用してくださいます。

これまでお客さんとなってくださった方々は、まあ驚くほどことごとく人格者であり、僕の頭が上がらないクラスの一流ビジネスパーソンばかり。(ホームページの「活動の軌跡」をご覧ください)

そんな方々と毎週ペースでじっくり話ができる(しかも感謝されながら)なんて、ステキな仕事すぎる。これぞまさに人生を好転させる偶発的な出会い、の嵐。

70本以上の記事を執筆してきた久高は、なんだか顔つきまで変わってきたように思います。いいぞいいぞ。

3年半後に彼が就職を選ぶことになったとしても全く困らないんだろうなぁ。

褒めるのはこれくらいにして。

このパーソナルライティング事業がより広く(久高が学生ライターを育成するなどして)展開されれば、地方の若者にステキな出会いがさらに広がるのかと思うとワクワクが止まりません。

クラファン成功の先に、そんな未来が広がっています。

いやぁ、感慨深い。りょーや(久高)が未来を切り開こうと奮闘する、そのプロセスに関わらせてもらったこと、感謝してるよ。

最後に。協力していただきたいこと

冒頭にもお伝えした通り、
今回久高はクラウドファンディングを実施します。

目的は、まず第一に、彼が仕事をいただける機会を増やすこと。

もう一つは、この取り組みがより広く知られ、応援されること。それにより、パーソナルライターになりたい若者が増え、地方にもっと、久高が経験したような偶発的出会いがもたらされること。

このサービスのお客様は本当にステキな方ばかりなので、ゆくゆくは富山に招待して、学生と語り合う場を作ることも考えています。

妄想がどんどん広がってニヤケが止まらない…!

久高がnoteで書いていたこととも共通しますが、彼や僕のしている活動がひとつの大きなうねりとなり、社会や未来に希望をもって生きる人が増えたら最高にワクワクできるなと思ってます。


というわけで、改めまして。

この記事を読んで丸山に、あるいはこの取り組みに共感してくださった方、応援したいと思ってくださった方は、ぜひとも応援よろしくお願い致します!


みなさまからいただいた支援金が成果として残せるよう、私も全力で力添えしますので、よろしくお願い致します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


PS:この記事は、筆不精な丸山が思いを語り、パーソナルライターの久高 諒也が書くという形でできたものです。

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取材:佐々木 優太、下澤 聖
執筆:久高 諒也

※本来のパーソナルライティングは1on1形式です




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