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のはな あい
2016年4月23日 14:02
きっと 吐いた息は白い手足はかじかんで とうに感覚がない全てが暗闇に飲み込まれた森の中吹きすさぶ風音と自分の呼吸しか聞こえない 一秒が永遠のように感じる本当に夜は明けるのか期待は ことごとく風に飛ばされていくもうダメかもしれない憤りを通り越し無力感に支配され微かな祈りに命を預けてしまおうというところですーっと風が引いた闇の奥に気配を感じ 眼を凝らす誰かが歓