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「あと1時間」がほしい

もしも誰かが(誰だ)、私の願いをひとつだけ叶えてくれるとしたら。

毎日「あと1時間」がほしい。寝かしつけのあと、ベッドから這い出さなくても、家族の寝静まる早朝に起きださなくても、自動的に、私のためだけに現れる「あと1時間」だ。

その時間を使って、やりたいことがある。

何も気にせず、予定を整理することだ。タスクがどんどん溜まっていくので、どこに分散させるのか、どの予定を優先するのか。

忙しくなるとそれがおろそかになり、あとになってあわあわとするから。

それから、ゆっくり日記をつける時間にも使いたい。毎日1時間あれば、その両方ができるはず。何にも追われずに、何にも遠慮せずに使える1時間を、努力することなく手に入れたい。

クソ人間みたいなことを言ってしまうが、与えられた24時間のうち、自分のための時間を作るために「努力しないといけない」なんて嫌すぎる。

SNS上では多くの多忙な人たちが、努力しながら時間を確保している。ただ生きているだけで頑張ってるのだから、せめて時間だけは、なにもせずとも与えられてほしいぜ。

努力はもっと別のところに使いたい。当たり前のように時間を与えてほしい。この願いが傲慢だとは、私は思わない。

(Day.34)

▼昨日の記事。ある意味「涙活」でした。▼

▼ほぼ毎日エッセイ『私に翼』▼

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