★ この話を聞いてどう感じますか? 〜悪者探しをしたいわけではない〜

★ この話を聞いてどう感じますか? 〜悪者探しをしたいわけではない〜


ある女性は
大学卒業後から勤めていた会社を出産を機に退職した。

退職についてや、これからの子育てについて、夫に相談していた。

夫は退職に賛成してくれていた。
子育てにも前向きに一緒に育てていこうと言ってくれていたのです。

出産後
分からない事ばかりの連続ではあったが
子供との時間を楽しむように、子供を通じて知り合ったママ友とも仲良くなっていった。

ママ友は広がり育児の相談をしたり
家の行き来をして、毎日充実した日々を過ごしていました。


数年が経過し
退職した会社の上司から『そろそろ会社に戻らないか?』
と声をかけてくれた。

妻は仕事ができる人で
退職するとき
職場の仲間は『辞めるのはもったいない』と声をかけられていたのです。

夫に相談したところ『子供も少し手がかからなくなったので、時間内で仕事をすればいい』と言ってくれていた。


小学生にあがっていたこともあり
時間を持て余していたこともあったので
フルでは仕事はできないが
時間内ならと上司に相談した。

上司は勤務時間は
任せるといってくれたので
家庭の時間を優先にして仕事復帰した。

人当たりが元々いい妻の性格から
すぐに職場に馴染み、久しぶりに顔を会わす仲間に歓迎された。

復帰して充実して仕事をしていたが、仕事中心にならずに、家庭第一を守っていた。

子供もさらに手が離れていくにつれて
時間の余裕が増えた。その分、仕事の時間を増やしはじめたのです。

やればやるほど面白いように成績が上がっていった。
成績も上がり
評価も高くなっていく。

これまで
子育てが妻にとっての楽しみだったが
今は、仕事がとても楽しくなっていったのです。

上司から昇格の話があった。

妻は夫に相談した。

夫は
妻のこれまでの頑張りを称え昇格を受けたらいいと言ってくれた。
妻は夫が背中を押してくれたおかげで、管理職に昇格した。

現場から管理職へ。

最初は戸惑う事もあったが
信頼関係が深い仲間に助けられながらも仕事をこなした。

管理職にもなると
時間外の仕事が増えていった。

勤務時間までに仕事が終わる事もなく
家に持ち帰ることが何度もあった。

家の帰りに
スーパーに寄ってお惣菜を買い
そのまま食卓に並ぶことが増えていった。

朝から会議がある場合
夫や子供よりも、早く家を出ることも増えていったのです。

妻はこれではダメだと分かっていたが
復帰させてくれた恩
信頼してくれる部下などの期待に応えてしまう。

そんな自分が嫌になることもあった。

何のために働いているのかと自問自答することもあったが
忙しさが現実逃避させる。

あれだけ働くことが楽しかった時期から、
辛く苦しいものと変わっていった。

夫もそれまで協力してくれていたが
態度が明らかに悪になっていく。

夫婦喧嘩もこの頃から増えて
子供の前でも夫は声を荒げることもあった。

妻も仕事で相当なストレスがあったから夫にぶつける事もある。

妻はこれでは
夫婦も家庭も壊れてしまう。働き方を変えなければいけないと思ったとき、
夫の不倫関係が発覚したのです。


【追伸】
この話は、私が勝手に作った想像の世界です。想像の世界ですが、何か感じることはないでしょうか。これは妻が悪いのか、夫が悪いのかと誰が悪いのかの犯人探しをしたいのではありません。女性の生き方を考えたら、男性の生き方にもつながる。男性の生き方を考えたら女性の生き方にもつながるという話。こういう事を考える中で見てくる答えがそれぞれにあるのです。


いとうゆうじでした。

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