DAY007 人の傷は、そう簡単には癒えやしないだろう。

元相方さんのことを、
今でも時々思うことがある。

別れて1年経って
改めて最後の日のことを思い出すと
なんて残酷なことをしでかしたんだ!
と、胸がギュッとなる。

それぐらい、
わたしは酷い別れ方をしたのだ。

星の話をすると
月星座は欠損である、と
マドモアゼル愛先生が提唱していて
わたしの月蟹座はというと
共感性の欠損だ。

わたしの誕生日。
相手がどんな想いで
あの日を待ち侘びて準備して
楽しみにしていたのか。

そんな想像力なんて
あの日、みじんもなくって

ただ自分のエゴだけを
核爆弾並みに投下してしまった。

そして全部壊して
自ら、失ってしまったのだ。


立ち直るのは
女性のほうが早い
なんてことも言われるけど

いまだに
このチクチクした痛みは
わたしの胸にも
飛び散ったガラスの破片みたいに
刺さり続けている。

そして
きっとまだ彼は
深く傷ついた瀕死の状態から
完全には回復してないんだよなぁと

ようやく気持ちをやれるくらいに
わたしのほうがなった。

彼に対して
核爆弾を投下するほどには
わたしの中も傷だらけだったのだ。

完全なる良好な関係性なら
戦争なんて起こりっこないんだから。

そしてそれは
表面上の話ではなくて
ましてや相手との話でもなくて

自分に対して
嘘偽りなく正直か?

ということがすべてだ。

わたしが投下したのは
わたしのことを分かってくれない
という深い悲しみだった。

分かり合えない
言うだけ無駄
どうせ無理

そんな気持ちばかりが
思考を埋め尽くしていた。

でも今ならわかる。
その矛先は
自分自身とのパートナーシップ
であるということ。

だから
元相方さんが
きっと傷ついて瀕死の状態だ
と思ってるってことは

わたしの内側でも
同じことが起こっている
ということ。

見て見ぬふりして
せいせいした!なんて言って
強がって見せたりとかして
推しに癒されてつつも

深い部分はまだ
1年前から立ち直れていないんだ。

元相方さんの問題ではなく
これは、わたし自身の問題。

爆弾投下してしまうほどに
罪深い悲しみを、まだ背負っている。
でもその余韻に浸っているのは
もう、やめにしたいんだ。

いっけん
前を向いて笑ってる
そんなわたしにも見えるけど

1年経ってやっと
片付けができそうな気がしている。

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