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野菜を大好きになるグリーンなドキュメンタリー映画4選


こんにちは。私の住むニュージーランドでは暖炉の季節がやってきました。
野菜スープやお味噌汁を暖炉の上に置いてあたためて食べるのが暮らしの楽しみだったりします。季節が日本と逆なだけでなく、月も欠け方、水の渦のまわり方も南半球は北半球とは違ったりします。(面白いですよね)

今回は、サステナビリティに関連したドキュメンタリーのことをブログに書いてみることにしました。主に食肉と温暖化についてです。

以下でご紹介している「不都合な真実」以外3本は、Netflixで観れます。
また、「不都合な真実」は、AppleのiTunesやAmazon primeにもありました。(有料)

目を覆いたくなる映像もありますが、食べ方やものの選び方に直結する
とても勉強になるものばかりでした。

『ゲームチェンジャー: スポーツ栄養学の真実』

プラントベース(菜食)の食事をする世界トップのアスリートたちのドキュメンタリー。

たんぱく質=肉のイメージが蔓延していますが、 筋肉ってお肉からできてるわけじゃないんだ!という目から鱗のデーターベースが沢山出てきます。ベジタリアンは思想や宗教じゃなくて、実利があることがよく分かるのが良かったです。シュワちゃんや、ブルースリーが関わっているのでエンターテイメント性もあります。

ちなみに我が家の食卓は、基本ベジタリアンで、1/3ヴィーガン(100%植物性)、1/3ベジタリアン(少しの卵と乳製品)、1/3ペスカトリアン(魚は食べるベジタリアン)という感じです。
家で食べる魚は夫が釣った魚です。
ちなみに私は、外食や友人たちとのご飯ではお肉を美味しくいただくこともあるのですが、こういうスタイルは「フレキシタリアン」と呼ばれています。

肉を食べなくなって、買い物の頻度が減る/体調も良くなり(痩せました)/洗い物が油がつかずラクに/冷蔵庫のスペースに余裕が出る、など利点が多くあることに気づきました。

詳しいベジタリアンの種類が昨年7月号の料理通信「みんなのヴィーガン」にのっていたので参考までに。

スクリーンショット 2020-07-03 午後4.22.41


『不都合な真実2:放置された地球』

主人公は、元副大統領で、大統領候補にまでなったアル・ゴア大統領。気候変動がこれだけ大きな話題になるまでの裏側や、パリ条約締結までに密着しています。

温暖化が世の中に広がったのは、彼の功績がこんなに大きかったんだ!と。と同時に、どれだけ政治的にも知名度的にも大きな力をもっても、こんなにもがかなきゃいけないのか、とう部分も垣間見えます。アルゴアさんは、ノーベル平和賞もとっています。

このドキュメンタリーを見て我が家は、「太陽光パネル」を取り入れることを最終決定しました。(電磁波の問題が気になるのですが、そこも自分たちなりにクリアにして、取り入れることにしました)


『Cowspiracy サステナビリティの秘密』


畜産業と温暖化を描いています。このドキュメンタリーを作ってくれてありがとう!と心の中で拍手を。デカプリオも製作に参加。動物を好きな人が見たら、お肉食べれなくなるだろう、目を覆いたくなる(私は見れなかった)シーンも出てきます。

今ではベジタリアンであることをカミングアウト的に発表する人も多くなりましたが、結婚当初は「え?旦那さんお肉食べないの?」「栄養分足りてるの?」「大変だね」とよく驚かれました。多考を重ねて意思で決める、という夫のスタンスを私は心底尊敬しているし、隣にいてそのブレなさを誇りに思う、と同時に「自分の選択肢を取る=周りと違う=変わった人に見られる≒マイノリティになる」ということをひしひしと感じる場面にも遭遇しました。皆、慣れなくて、周りにいないから、そういう反応になってしまうのだろうと思うけれど、日和見菌的は私は(笑)、周りに変に気を気を遣わせてしまっているな、と思うことも多々ありました。「ベジタリアン」の選択肢がスタンダードになり、社会的スティグマが少しでも減るといいなと願っています。

例えば「私ブロッコリー食べないんだ〜」「ビタミンCと葉酸は他で取ればいいしね」くらいカジュアルになったらいいのにと思う。(そういう会話にならないということは、やっぱり思想が絡む問題なのかな、と個人的には感じている)このドキュメンタリーから、30年後には食肉がきっと今の喫煙と同等になるのでは、と仮説を立てています。

それに、自分と同じような食べ物の選択をしている人と出会った時、それは、大きな出会いになる。会った瞬間から、「わかるー泣」の嵐。何にも代えがたいほど、喜びを分かち合えたりすることがある。たとえはじめましてでも、会う回数重ねていなくても、そんな人との心の距離は近い。それに食べ物だけでなく、「人と違う選択肢をする」という点が一致するだけでも、様々なことを共有できたりする。そういう出会いは格別なものだと思う。そんな人生のJOYのために、自分で考えて、選択して生きていることは大事なんだと思う。(私もまだまだ道半ばだ。)

『What The Health(健康って何?)』

「Cowspiracy」の続編。動物性食品が身体に不健康や病気をもたらすというもの。メモをとらないと頭が追いつけないくらいのスピード感と情報量。これを見ると野菜以外何も食べれなくなっちゃいそうになりますが(汗)、単純にお肉の食べ過ぎ問題が身体と地球に害を及ぼしている。

ドキュメンタリーや自然保護のことを知れば知るほど、考えれば考えるほど、「世の中おかしい!」なんて、怒りや悲しみが湧いてきたりすることがあります。やるせなさに襲われることもある。
でも、ドキュメンタリーが教えてくれたことを受け止めて、自分にできることを見つけて、バランスを見つけていけたらと思います。

なにより、こちらの映画を見ると何より、野菜が大好きになると思います。