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ニュージーランドはキッズフレンドリーな国?

「子育てするには、本当にいい国!」ニュージーランド人も日本人もいろんな角度で口を揃えてそう言います。理由は様々だけど、人が優しいことと、大都会だとしても自然が身近にあること。大きく分けて、この2点があるのかなと思います。

・見知らぬ人とも積極的に英語で「How are you?」
散歩で通りがかりの人、店員さん、あらゆる人と、「Hello!」から「How are you?」と続きます。なんだか、日本の山に登ったりする時に、通りすがりの人と「こんにちは〜」と笑顔で挨拶を交わすのを思い出すのです。山の中や、ニュージーランドと共通する、自然と近い場所では、人間は心がオープンに、人と会話を話したくなるのでしょうか。子どもができてから、尚更このありがたみを感じるようになりました。息子が手を振っても、周りは振り返してくれるので、更に息子は手を振るようになったり、笑顔で息子に話しかけてくれるので、ありがたい気持ちになります。

また、根底には「自分は怪しい人ではありませんよ」「自分は変な人ではありませんよ」ときちんと示すため、西洋では知らない人とも進んで会話をするという文化的な理由もあると聞いたことがあります。

・スーパーの駐車場にある「ベビー優先」スペース
必ずスーパーの入り口付近にあるこの「子どもがいる人優先」駐車場。

子ども優先の駐車場

子どもを連れてると、車が行き交う駐車場を歩く距離は短い方がいいし、スーパーの帰りに買ったものを手で持ってる分、移動は短い方がラク。そんな配慮があることがとても嬉しい。車いす専用駐車場のように、マークが地面にあるんです。たまに駐車場でお留守番(夫が買い出し担当で私が息子と車の中で待っている)していると、隣にも同じようなお留守番親子がいたりして、目が合ったり会話を交わすのも楽しかったりします。

・子どもを楽しませる工夫があちこちに
カフェに行けば、塗り絵やお絵描きセットがあり、ホームセンターに行けば、子ども用のショッピングカートがある。飲食店には、キッズ用の遊びスペースがほとんどついていたりと、持て余さないような遊び心がたくさん。「子どももウェルカム!」ということが伝わってきます。

子どもの運転したい!という夢を叶える?カート
ホームセンターでは子ども用のカートが


パッと思いつく限りをあげてみましたが、「神は細部に宿る」という言葉の通り、細かい部分に、「ベビーフレンドリー」なところがあちらこちらに現れていると思うのです。

親になってから、メガネが変わったかのように、ここは子どもと過ごせるかな?という視点で場所を見るようになりました。

子育てしやすいランキングにも、世界で8位にランクインしているニュージーランド。私は以前、街で見知らぬ人に「お母さん、頑張ってるね!」と話しかけられ、嬉しくて泣きそうになったことがあります。しかもこれは一度や二度ではありません。

お母さん1人ではなく、皆んなで、社会で子育てをしよう、子どもに優しくあろう、という姿勢があるように感じたのです。声をかけるって、誰にでもできる社会貢献なんだなぁとも思いました。そうやって、「キッズフレンドリーな国」は作られてんだなと思った出来事でした。