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ニュージーランドの湖畔暮らし

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エシカルファッションブランドkowtow #ニュージーランドの湖畔暮らし

長い間、服迷子だった。そんな時に、これならしっくり来る!と思えるものとの出会いは財産だと思う。私にっての救世主の一つはニュージーランドを代表するエシカルファッションブランド、kowtowでした。 創業17年、春夏秋冬の全ての衣類がオーガニックコットン100%で作られている。さらには、ボタンは貝でできている。(ちなみに日本の漁業産業の廃棄物)また、自然素材の服でも糸は人工的になってしまうことが多い中、糸はプラスチック不使用という徹底ぶりだ。 初めて路面店を訪れた際には、何も

ニュージーランドで教わったサステナブルな人間関係と The 5 Love Languages

ニュージーランドは、「友達が助けてくれると思うランキング」で映えある一位をとっているほど、友情に熱い国。 友達ゼロから始まったニュージーランド生活で、事ある毎ににその温かさに救われてきたけれど、人間関係は時に難しいこともある。そんな中、周りを大切にし、周りからも愛されていて、会話の心地が良く、こんなふうに人生を送れたらなと日頃から思っていた人生の大先輩に、人間関係を築く上での秘訣を聞くことができました。 「大切なのは、きっと自分の『好きなこと』で繋がっていくこと。私はダン

ニュージーランドでの妊娠・出産にまつわる社会的なこと 〜優しい社会を考える〜

前回のNoteに妊娠期間中や出産にまつわる、個人的に経験したことをまとめたのですが、この「個人的な経験」って、社会の制度や文化、風潮があってからこそ、できた経験だなあと感じることが多くて。今回はニュージーランドの妊娠&出産のことを社会面からまとめてみました。 妊娠初期のことー助産師さん探しー ニュージーランドでは、妊娠が分かるとまずGP(医療制度でかかりつけ医のようなもの。私の場合は、近所の女性医師)へ行き、尿検査による検査薬をする。 そして、結果が出てから「I’m a

ニュージーランドで考えた、人が亡くなるということ

 ニュージーランドに来て、お世話になった方が逝去した。彼はセキュリティの仕事をしている人で、車でほぼ一日中湖畔を回っている人だったから、湖畔に住む人たちと皆顔見知り。お葬式には300人くらいの人が来ていたと思う。 彼は住民皆を知っていたし、住民も皆、彼を知っていて、とても愛されている存在だった。 彼が愛されていることを実感したエピソードを一つ。ちょうど一年前ごろから癌で体調を崩し、入退院を繰り返すようになる。そこで、この湖畔の住民を中心に、彼の闘病代の寄付が募られたのだ。

英語を第二外国語で話す人たちのこと

NZで初めてできた、友達は中国系ニュージーランド人の英語の先生、アンジーだった。彼女は近々、仕事の転職に伴い遠い大都市へと引っ越しをする。夢のお仕事。寂し過ぎるけど、心からおめでとう!涙 ニュージーランド人は、「友達が助けてくれると思うランキング世界1位(!)」らしく、彼女も、書類の作成や翻訳など、沢山の手を差し伸べてくれた。ちなみにボランティアが根付くこの国らしく、彼女も週に一度1時間、英語の先生を無料で行ってくれていた。 両親共に中国人だから、家では中国語を話すけど、

満月のイベント

昨日は、満月でしたね。 昨夜は私の住む湖畔で、ヨガの先生が開いた近所の人たちが集まる満月のイベントがあり、足を運んでみました。以前お世話になったヨガの先生も新月にイベントをしていたし、こちらでは月のめぐりに合わせて女性性のイベントが行われるのをよく目にします。実は6月から女性性を大切にするオンラインコミュニティに入り、様々な学びを受けています。カラーバス効果なのか、「Feminity」という言葉を見ると思わずアンテナがピン!と立つ回数が増えたような気しています。 参加した

ロックダウンしてから3週間が経ちました。

ニュージーランドでは秋の始まりとともに、ロックダウンがスタートしました。田舎暮らしかつ家で夫が仕事をしている私たちの生活は、比較的大きな変化はないといえど、やはりいつでも外に車でドライブには行けなくなってしまったことや、人に気軽に「今から会えますか?」なんて連絡ができない不自由さを思うと、精神状態が変わってくるような気がしています。ロックダウンの直後、外で集ってパーティをしているなど、ルール違反をしていることへの通報が1万件を超えたという報道もある。直感的に思ったのは、人口5