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好きなことを仕事としてやり続けるために

わたしは何がやりたいのか。何をして生きたいのか。
このお店を通して。わたしの人生で。

仙台にUターンして毛糸屋をはじめることにしたのが2020年の6月あたりだったから、もうちょうど4年になる。

コロナ禍で、自分が本当にやりたいことは何なのか、自分の人生を何のために使うのか考えた結果が、毛糸屋itoshigotoだった。当時わたしは社会人5年目、28歳で、「この先の人生全てをかけてすべきことを見つけた!」なんて達観していたわけではないけれど、その時点で真面目に考えた結果がこれだった。

それからも(考えてみれば、その前もずっと)、たとえば新年を迎えるタイミングでは年単位の振り返りをしていて、今後やりたいこととか、今年できてよかったこととか、なんで今これをやっているんだっけ、ということを一人で(手帳と向き合って)考えるようにしている。
これは自分の誕生日にもなんだかんだやっている気がするし、子どもが生まれてからは、子どもとの1年、親としての1年も振り返るようになった。振り返りとセットで、抱負・夢もね。

今日もちょうど考えていた。今の自分がやっていて楽しいこと、最近(今更)気づいた、自分の好きなこと。得意なこと。ワクワクすること。使命を感じること。こういうのって、ずっと変わらないようでいて、歳を重ねるにつれてどこかのタイミングで新たに気づくこともあるし、変わることもある。

例えばだけど、わたしは最近「服作りが好き」なんだって気づいた。多分周りから見たら、今更?!とか、気づいていなかったの?!という感じかもしれないけど。わたし自身は「編み物が好き」とか、趣味だという認識はあったし公言していたけど、「服作りが好きです」と自己紹介で言ったことはなかった。服飾系の学校に行きたいと思ったことも一度もなかったし、世の中一般的に「おしゃれ」な方でもないと思う。「服作りが好きなら、ファッションが好きなんだね」と言われるかもしれないけど、「おしゃれが好き」「ファッションが好き」な訳ではない。でも服を作るのは好き。自分の服も、家族の服も。というか、自分の服や、家族の服を作るのが好きなのかも。(正直まだこの程度の解像度なんですよ。今はね)

自分が毎日の多くの時間をかけてやりたくてやっていること、頭の中の多くを占めていることって、一体なんだろう、というのを改めて整理してみたら「服づくり」がその一つだったわけです。

とはいえ、じゃあ服をたくさん作って売りたいのかというとそうではない。わたしがやりたいことは、誰かをインスパイアすることで、こんな楽しい世界(沼)があるよ、だったり、こういう糸で、こんなものが編めるよ、だったり、こういう色の組み合わせもあるよ、だったり、やっぱり自分がやっていて楽しいことやアイディアを提案することをやりたいんだよね。昔からそうだったし、今もそう。

こうやって、今力を入れて(というか、時間をかけて、というか、魂をこめて)やっていることを俯瞰してみると、今後進むべき(というか、進むと楽しい、より魂を込められる)方向性が見つかる。

これがわかったからには、たとえばYoutubeやInstagramで発信する内容の方向性が少し変わってくるかもしれない。元々、既にやっていることに基づいているから、大きくは変わらないんだけど、コンテンツを作る上で心がけるポイントくらいは変わってくる。

例えば、わたしの場合は、上に書いたようなマインドでYoutube動画も作ってるんだ、ということをもっと出していくべきなんだ。わたしが発信する目的は、単に作ったものを見てほしい、とか、この糸を売るために、とかではなく、こういうアイディアがありますよ、という提案だし、全く同じ糸じゃなくても作れるということとか、どんな材料でも使い方次第で何か素敵なものが作れる、という、「冷蔵庫にあるもので作る晩御飯」みたいな服作りがしたいんだから、材料も全く同じものを集めなくていいですよ、ということをちゃんと言わないといけない。

正直、Youtubeで紹介する糸は売れるし、わたしが使った糸と全く同じもので編みたいという方もいらっしゃるから、在庫が少なくなってきた商品をYoutubeのコンテンツには使いにくかったりする。でもわたしが本当にやりたいのは、そういうあまり物やちょこっとしかない糸でも、こんな工夫で色々作れますよ、という提案だったりするのだから、今までのモデル(やり方・考え方)では合わないんだよね。同じものを作るYoutube動画でも、目的・メッセージが違うんだから、見せ方が違う。それを自覚して、意識的にやっていくのが重要だと思っているから、こういう方向性の確認は定期的にやるべきなんだ。というのが持論。

なんだか話が大きくなってきてしまったけど、わたしがこれから力を入れてやることは、下記の通りです。

  • 大喜利のように、お店で余っている糸を使って、服を作る。もっと言うと、編み機で、家族の服を中心に編む。お題としての材料があって、服を作るというチャレンジがある。

  • それをYoutubeやInstagramで発信する。その際、全く同じ糸が手に入らなくても、「中細糸400gくらいで編めます」とか、「その中細糸の今の在庫あるやつはこちらです」とか、全く同じパターンがなくても、手に入りやすい参考ソースを載せておくなどする。アイディアとして提案しつつ、お店の宣伝にもつながりつつ、見た人が実際にアクションできるようなコンテンツにする。

  • お店はこれからも毛糸屋なんだけど、近しいところに位置して、見てくれる人も自分も興味があるソーイングでの服作りも全然やってOK。ただし、コンテンツ化をもっと頑張ろう。Youtube動画やショート動画をもっと息をするように作っては出せるようになりたい。

あくまでこれは今回の気づきと今後の抱負の一部で、もっと他の観点からやりたいこともあったりするので、それはまたそれでじっくり考えるとします。
よかったらこの記事にインスパイアされて、振り返り手帳タイムやってみてくださいね。

Youtubeはこちら:https://youtube.com/@itoshigoto?si=n5bkLCkA2KxWhJf0
Instagramはこちら:https://www.instagram.com/itoshigoto


(編集後記)
今回の記事に使った写真は、全てモノクロのフィルム写真で揃えてみました。靴の写真だけ、自家現像(2回目のチャレンジ)。写真ももっと発信に取り入れていきたいメディアです。

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