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妊娠しても手編みのセーターが着たい

秋冬は毎日自分で編んだセーターを着て過ごすニッターの、妊娠中の身体の変化と心の変化の記録。妊娠しても、今まで作った服(ニット)を着つづけたい!という同士に向けて記録しておきます。

妊娠発覚(5週)

体が変化していくことがわかっていたので、自分のものをすっかり編みたくなくなってしまった。

子どものものも作りたいなと思いつつ、まだあまり実感がわかないのと、無事に生まれてくれるのがあたりまえじゃない、という安定しない時期だからこそ、あまり楽しみにしすぎないように、考えること自体を我慢していたと思う。

お腹が大きくなってきた(14週あたり)

ボトムスが入らない!もともとジーンズ中心のスタイルなのに、ジーンズなんて一番に入らなくなった。古着で買って気に入っていたロングスカートが、ウェスト部分シャーリングのおかげで一番楽な格好。(これ実は、シャーリングのところがチューブトップみたいに胸のところにきて、ストラップもついていて、もともとはワンピースだったみたい。そうやって着たことほとんどないけど、、)

あとはワンピース。SOU・SOUのワンピースはどこまでお腹が大きくなっても着れそうで安心感がある。

夏に妊婦をやるなら、SOU・SOUのゆったりしたワンピース一枚だけサラッと着る生活だったろうなと思う。でも、季節は秋。冬に向かっていくにつれ、セーターが着たい。SOU・SOUのワンピースは、着物のように袖が大きいものが多いので、上に普通の袖幅のものを羽織るのが難しい。そうなると、上下セパレートの何かがほしくなる。

そしてニッターとしては、今まで編んできたセーターが着られなくなるのは悲しい。妊娠16週の10月下旬、ついに少し足を伸ばして名取のイオンモールへ。(なぜわざわざイオンモールかというと、マタニティ用下着やボトムスを扱っている無印良品とユニクロの店舗が両方揃っているのが、仙台圏でもここしかないから!ユニクロはAERにもマタニティ用品あるみたいだけど、無印は仙台駅前の店舗はどこも扱いがない。)

それぞれのお店で買ったもの

無印良品

  • マタニティ用ショーツ(おへその上まですっぽり隠れるやつ、2枚)

  • マタニティ用レギンス(コットン、リブの1枚ずつ)

  • マタニティ用タイツ(1枚)

ユニクロ

  • マタニティ用ジーンズ(綺麗めブルーのもの1枚)

  • 今までよりサイズ大きめのエアリズムのキャミソール(カップつき2枚)

妊娠中の体型変化というとお腹が一番目につくけれど、胸のサイズが変わるのもかなり大きな変化。もともとワイヤーのあるブラは好きじゃないのでカップ付きキャミソール派だったのだけど、サイズが変わるだけじゃなく、痛いという悩みまで出てくるので、迷わずカップ付きキャミソール!

どれもネットでも買えるみたいなので、とりあえずは素材を手にとってみつつ、サイズを確かめるために1種類1つずつ購入。
このマタニティアンダーウェア・ボトムスショッピングは本当に革新的で、これらのアイテムのおかげでまた着れるものが出てきたことがすごく嬉しかった。

ちょっと脱線:きちっとしないといけない日の仕事着どうしよう(20週)

最近は会社員のお仕事も毎日リモートワークで、客先にいくこともほとんどなかったのでスーツの心配はいらなかったのだけど、20週(6ヶ月)で1件セミナーの登壇があったのには何を着ようか頭を悩まされた。とりあえず、ジャケットは入ったのでOK。ボトムスはユニクロのマタニティ用ジーンズ。問題はトップスをどうするか。このジーンズはお腹の部分がニット生地に切り替わっていて、デニム生地との切り替わりが超ローライズなのだ!(大きくなるお腹の下、腰骨あたりにデニムが来る感じ)

今まで着ていたブラウスとかのトップスだと腹巻みたいなニット部分が見えてしまう。ということで、丈長めのチュニック的なものをジャケットの中に着ることにして、なんとかオフィスカジュアル的(?)なコーディネートを考えて乗り切った。

本題:手編みのセーターの着回し

救世主となったマタニティボトムス・アンダーウェアたちだが、先程のスーツ問題同様、ジーンズの切り替え部分が見えないように、トップスにはお腹をすっぽり隠すくらいの丈が必要という問題が残った。
これをクリアできたのは、私の十枚ほどある手編みセーターの中でも2枚くらいしかなくて、ちょっと困った。最近人気のデザインや、個人的な好みから、ここ数年編んだものは少し丈が短めのクロップ丈のものが多かったため。
昔編んだけれどあまり最近着ていなかった長めのニットに光が当たったのは嬉しい誤算。

それから、クロップ丈のセーターを着る方法も3つ発見。

① ジャンパースカートの下に着る

ジャンパースカートの下に着てしまえば、セーターの丈が短くて、実はお腹が出ていることにも、誰も気づかない!
肝心のお腹は、へその上までくるパンツとレギンス・タイツでもカバーされてるから大丈夫。

② ワンピースの上に着る

夏にも着ているリネンの半袖ワンピースを長袖ヒートテックの上に着て、さらにその上にセーターを。
ワンピースだからお腹の締め付けもないので楽ちん。ただし、ワンピースがだぼっとしていると、お腹周りが特に大きく見える気がする。お腹がそれほど目立たない頃は、単純に太ったように見えるかな〜と少し気になった。

③ 超ハイウェストのスカートに合わせる

最近お気に入りなのは、これ!妹からのお下がりで、SOU・SOUのロングスカートを数枚もらった。これが、丈が長くて、余裕で「胃で着られる」。さすがに胃までボトムスが来ていれば、セーターはクロップ丈でも大丈夫。これで、ここ最近編んだものも全て着られるようになった!

今まで、お腹はトップスで覆うものと思っていたけれど、妊娠中はボトムスで覆うのが正解のような気がする。

マタニティアイテムを買い足して、今までに編んだセーターを着る方法を見つけてからは、自分のセーターがまた編みたくなって仕方がない。笑 今までよりも少し大きめの胸囲でサイズを選ぶようにしたり、丈の決め方が難しくなってはいるけれど、お腹がキツくて入らないという感じのピッタリしたセーターはもともとあまり編まない・着ないので、あまり今までと変わらない感じで編んで大丈夫だと思う。もっとお腹が大きくなっても、手編みのセーターが着られそうだというのが本当に嬉しい。

おまけ1:失敗したと思っていたお腹・お尻周りゆるゆるの機械編みのレギンスが、妊娠してからめちゃくちゃ重宝している。下半身もセーター着ているようなものなので、ほーんとにあったかい。もう一枚編む勢い。解かないでおいてよかった。笑

この写真だとあまりわからないけど、お腹周りがめちゃくちゃゆるい

(↑編んでいた時のインスタライブアーカイブ。初めての編み機で、初めて編んだウェアがこれだった。)

おまけ2:20週の検診で、子の性別が判明。実感も湧いてきて、色やパターンも選びやすくなって、ベビーニット・ソーイングのモチベーションも湧いてきた。手染め糸でベビーレギンス編み始めました。

以上、現在妊娠6ヶ月の妊婦・ニッターによる秋冬のマタニティファッションについて、でした。


宮城県仙台市で毛糸屋をやっています。

Youtubeもやっています。記事の中の画像でも着ているセーターたちについて語っています。


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