楽しむことが変わってきた話

人はそれぞれ楽しいと思うことって違うと思うのですが、今回は自分の楽しむポイントがどこからどこに変わっていったのかという話です。

スキーを主軸に話していきます。

小学生の頃、たまたまおじいちゃんがスキーに沢山いく人で、孫の僕はよく分からず毎週のようにスキーに行っていたのですが、気づいたらスキーが人より上手になっていたようで、小学校のスキー授業になると、先生や周りの人から「上手だね!すごいね!」って褒められるので、それが子供心にとても嬉しくて、もっとうまくなったら、もっと褒めてもらえるかなって思ってスキーを続けた。

中学生に入るか入らないかの頃、当時はホームゲレンデが「岩見沢萩の山市民スキー場」だったのですが、ナイターにいくと、地元の中学生でしょうか、高校生だったのか少し僕よりお兄ちゃんな人が二人で滑っていて、何か直滑降し始めたと思ったら、ジャンプ台に向かっていて、ビヨーン!とジャンプして横にクルリ!と一回転。なんという衝撃。その時から、僕は「あれがやりたい!」と見よう見まねでスキーで飛んで回ってを繰り返すばかり。スキーを脱いでもそのモチベーションは収まらず、学校にいても、野球の練習をしていても、ジャンプして回転という動作を本当にバカの一つ覚えとしてずっとやり始めていた。もうそれが楽しくて楽しくて、一回転、一回転半、二回転までできるとめちゃくちゃ楽しかったのでした。

そのまま高校生になり、スキーを履いてジャンプすることはもう当たり前のようになっていて、高校二年生くらいまでずっとモチベーションが変わらなかったのですが、ある日、激しいことや、カッコいいことをしてカッコつける事に疑問を抱いた時期がありました。その時期を境に滑るという純粋な行為によりフォーカスするようになり、パウダーを滑ること、自然地形を滑ること、急斜面を滑ることに興味が移行してしまいます。

その後、スキーで大きなクリフを飛ぶことに目標が代わり、大きな怪我をして、目標が滑り手をサポートすることに代わり、SONYの一眼レフを買い周りの人を撮影することが楽しみになり、もっと色んな人をサポートしたいと思いメーカーの仕事を選択してゆくことになります。

今はスキーは旅であり、スキーをしていなくとも、色んな人に出会い、スキーの会話はあったりなかったりしますが、人と繋がっていくことに楽しみがあります。

今後もそうなのでしょう。スキーの技術や体力は衰えてくることでしょうが、心の中ではずっとスキーをし続けているような感覚で、仕事しているし、人と接しています。

いつも最高のターンができた瞬間のように生きていけたら是幸いです。

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