「試験」を楽しく

岡山市の職員をしている「てら」です。

本日,乙4の危険物取扱者の試験を受けてきました。
商業高校の生徒が簿記の資格を取るのと同じ感じように,工業高校の生徒は普通に取る資格なので,決して難しい試験ではありません。

試験会場には高校生であふれていて,一瞬,いい歳したおっさんの僕がいるのは場違いな印象も受けたんですが,よくよく見ると,結構いろんな年代の人がいました。
高校生なんか現役で,この試験に向けて勉強もしてきてるんだろうなという感じで,友だち同士でワイワイしている人もいましたが,中には参考書とかを広げて最後の確認をしている人もいました。

うちの中学生の子どもには,学校のテストは「平均点は取れ」と言っていいて,たいして勉強しているようには見えない割には平均点くらいは取ってきます。ただ,数学は得手不得手の幅が広くて,特に一次関数は壊滅的なので,ここはどうにかしないといけないのですが。

僕自身は,長いこと試験を受けていなかったので,試験前の気持ちというのを忘れていたところもありますが,久しぶりに今回味わいました。
と同時に,「この感覚って最近も味わってるぞ」とも思いまして,よくよく考えてみたら,議会前の感覚と同じなんですよね。

昔から,試験そのものは嫌いではなくて,自分が試されている感をどこかで楽しんでいる感覚があります。
それは今回も同じだったし,議会前でも同じです。
心底そういうのが嫌な人もいると思いますが,自分のやってきたことへの評価みたいなものが出ることで次に繋がるので,そういう部分が嫌ではない理由な気がしています。

子どもたちにとって「試験」というのは,「成績の優劣をつける」という感覚が強いような気がするんですけど,本来は習ったことをどこまで理解できているかを確認することが目的であって,いい点を取ることそのものにはあまり意味はありません。
間違ったところ,わからなかったところがあぶり出されるので,そこを復習するための「試験」だと思うんですよね。

だからこそ,「試験」に真摯に向き合わないと,「半年間もロクに機能していませんでした」みたいな,本来の目的が達成できない状況になってしまいます。

なので,試験は「楽しく」あるべきですよね。
学校でも,そういう工夫がなされると,より学力の定着に繋がるのではないかなと思っています。

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