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『傑作はまだ』 瀬尾まいこ

主人公の50歳の引きこもり小説家と生まれてから25年間一度も会ったことのなかった血の繋がった息子。

これはシリアスな展開になってしまうのでは!?と思っていましたが、ちゃんとほっこりさせてくれました。さすが瀬尾まいこ先生!

とくにほっこりしたのは二人で何かを食べているシーン。私は読み終わったら、大福が食べたくなりました。

主人公は圧倒的にコミュニケーションが不足で、息子との会話も、ときにちぐはぐです。それがくすっと笑えるのですが、やっぱりコミュニケーションをとったり、誰かと関わることは大切だなと思わされました。

他人とあまり関わらずに生きていくことはできるけれど、誰かを関わることで世界が広がります。

私もひとりで過ごすことが好きなので、ひとりになろうと自ら他人との距離をとってしまうことがあります。
自分から話しかけることも少ないです…。

この本を読んでもっといろんな人と関わっていきたいなと思いました。

読んでくださり、ありがとうございます。

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