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『風と共にゆとりぬ』 朝井リョウ

本書は朝井リョウさんの2作目のエッセイ集です。

この本を一言で説明するならとにかく面白い!しかも、笑える面白さがあります。
私は笑いのツボが浅いので、外では絶対に読めません!そのため、他の小説と並行して読んでいました。

本書の笑えるポイントは著者紹介のところからすでに現れています。(文庫本の表紙を開いた裏のところ)

1989年、岐阜県生まれ。小説家。2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。「〇〇、✕✕やめるってよ」というフレーズが世に出回るたび、「その元ネタ、この私なんですよねぇ〜ん!」と、いちいち鼻の穴を膨らませる。

といった感じ。

もちろん、本文も面白く、笑えるポイントがたくさんあります。
私が個人的に好きだったのは、「ファッションセンス外注元年」です。

友達にファッションがダサいと言われてしまう朝井さんのファッションに関するエピソードが詰まった一編です。
ケラケラ笑いながら読んでいましたが、自分もファッションセンスには自信がないので、ちょっとハッとしたところもありました。
結婚式になにを着ればいいのかわからないとかね。

そんな、とにかく笑える一冊でしたが、文章で人を笑わせられる(しかも、声が出るほど)ってけっこうすごいですよね。

例えば、バレーボールの話がいくつかありました。私はバレーボールどころかスポーツにあまり関心がないのですが、どんどん引き込まれる。
しかも、めっちゃ笑える。

そういう文章が自分も書けたらなーと思います。

読んでくださり、ありがとうございます。


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