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自分の感情を主観的に捉えることが苦手。どうする。

前回のnoteで「わたしは自分の感情を主観的に捉えることが苦手」という話に触れたんだけど、普段どうしているかというと、

例えば「この状況なら、こういう感情であれば抱くのも表現するのも妥当だろう」みたいな感じで、感情を推定し、表している感じ……。

といっても、快感や不快感、興奮や倦怠感など「感覚」的なものはまあ主観的に分かるので、実際ここまで理屈っぽく考えたりはしない。

が、仕事とかだと「この流れではこう言わないと流れが滞る」みたいなことをつい反射的に考える。
結果、反射的に自分の感情に不利そうなことを言いがち。

例えば、仕事においてどう考えても無理があるのに「できます」って言うとか。
それ「できます」じゃなくて「無理できます」って意味だよな、って最近気付いた。無理すな。

普段どうしているかというと、
つまりこうしているわけで、
何か対処ができているわけではない。

しかし最近、心身の健康に支障をきたすであろう感覚(雑にいえば「死にたさ」もこちらに含まれる)が強まることが増えてきたので、

それに対する感情をできるだけ主観的に(状況とか流れとか考えないでなるべく純粋なまま)捉えて、できるだけ歪めないで表に出せるよう注意したりはしている。

家族や友人との間でそこまで気は張らないけど(そこまで困ってない)、例えば何かで理不尽を強いられた時とかにね……。

なんでこう、状況とか妥当とか考えちゃうのかなと思ったんだけど……、

まあ育ちの影響もあるんだけど、
実際なんでそうできちゃうのかというと、

小説を書いてるからかもしれない。

いや……、そんな……、妥当の羅列でできあがった小説が面白いわけはない気がするんだけど、なんていうか、目の前の物語を破綻させてはいけない気がしてしまうんですよね。

そして、そう思って「妥当」を選ぶのがわたしな時点で、わたしは目の前の物語の主人公ではない。

相手にとっての「いい駒になる」って、こういうことなんだと思います。
この言い方は極端だけど……。

そして「わたしは目の前の物語の主人公ではない」というより、
正しくは「わたしは自分自身を、目の前の物語の主人公ではなくしてしまっている」のである。

逆にいえば目の前の物語の主人公を、相手様にしてしまっている。
具体的な相手とは、仕事でいえば使用者(社長)や上司。親との関係なら親。
色々な人間関係における相手。

でも相手にとって妥当というか、相手にとって都合のいい対応をしている時に、もし自分が「そうしたくない」という感情を覚えているとしたら……。

それって、逆に「自分が目の前の物語の主人公」だった場合、その物語って、それこそ破綻しますよね……?

いやまあ感情に反して都合のいい対応をしてしまう物語もあるとは思いますけど、
一生そんなことしてたら物語終わらないというか……、

書くの挫折しますよね……。

なんかね……、つまり……、
自分の感情を主観的に捉えるということは、

目の前の物語の主人公を自分とすること

なのではないかなと、今回を機に考えました。

とはいえ、それでも、一人でいる時に自由な時間を与えられていると、自分が何をしたいのか上手く捉えることが難しいなと思いますけど。

(目の前に相手がいれば、物語の主人公を相対的に自分に移すことができるが、一人だとそれができない。絶対的な自分に向き合う技術が必要)

みたいなことをいちいち考えているから、感情むずかし〜、などと思うのかもしれませんが、

「目の前の物語の主人公を自分とする」って、
「自分の都合のいいように考えてみる」ことにも似ている。

もちろん極端にそうすることはよくないと思うけど(いやこの考え方も「状況に対して妥当であろう」になってる?)、

周りとの調和を図りつつも、自分がちゃんと心地よく生きるために最低限必要な自己肯定、ポジティブな考え方って、「目の前の物語の主人公を自分とする」ことが入り口なのかもしれない。

冷静に考えると疲れますけどね。
鬱の時にこれを頑張れる気がしない。
だから育ちや習慣なんでしょうね。
育ちで獲得できなかったものは習慣で身につけるしかない。

目の前の物語の主人公を自分にしろ、というより、
自分が主人公であるこの物語を破綻させるな。

書くのに挫折するな。

挫折しない方法は分からないが、
この話、挫折するだろうな……。って感じはなんとなく分かる。(分かるよね〜)

この考え方のほうが、
ある程度すんなり実行できる気がする。

ただ、過不足のない洗練された作品を書くことは技術的に難しいので、蛇足や裏話や番外編のほうが多いごちゃごちゃした原稿用紙を連ねつつ……、

「一応まだ書いてます」と言える人生にしておきたい。(特に仕事編)(完結した話もあります。一人暮らし編とか)

光明。

急遽一人で晩ごはんになったものの、何を食べたいのか分からず、毎回コメダのたまごサンドを食べるの図(美味しい)

お読みいただきありがとうございました!

いただいたサポートで、ちゃんと野菜を食べようと思います。