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断薬した時のメモ

わけあって断薬してる〜。
12月10日から開始して2週間経過した。

わたしは双極性障害だけど、診断が固まってからもしばらく、鬱に対処するため薬をあれこれ変えて、今の薬に落ち着いていたので、やっぱ断薬直後はふつ〜に鬱に襲われました。

しかもPMSの時期とかぶってたので、最初は「無気力だけど意外と死にたくならない。よかった」という感じが、だんだん「ずっと無気力だし音声も文章も頭に入ってこない。ずっとこうなのだろうか」から「死にたい」につながっていった。

PMSのせいだから!! と思っているだけでも、多少正気を保てる。と、今は思える。思えない時もあった。正直、本当にきつい。死を覚悟した。いや死ぬくらいなら断薬をやめればいいのだが、今日明日の死ではなく「おそらくずっとこうなのだろう。回復に向かうイメージが湧かない。今は死ぬ気力もないが、人生は進んでいくし、遠からず死ぬだろう」という感覚。死ぬだろうな、と思いながら生きることになる。

土日休んで、クリスマスに美味しいものを食べて、ちょっと浮上してきたので、今のうちに覚えている限りのことを書く。死にたさの原因の一つはおそらく孤独感である。人間、大抵のことはそうだろうけど、自分と全く同じ境遇、という人はいない。自分と対話するしかない。自分のために書くのだ。ネットに書いておくと、全く個人的な日記よりももう少しだけ「もう一人の自分」が書いたような感じがする。孤独が和らぐ。……と、今は信じている。

①体感5〜7日くらいなのに10日以上経ってる

断薬開始からもう10日か……と思ってる間に2〜3日経ってる。友人の誕生日とか過ぎてる。一日が短く感じるのは、朝起きられない&昼間すぐ疲れるため本当に一日が短いことが大きいと思う(後述)。

②毎朝「あと8時間の睡眠が必要」と思う

こんなんいつも思ってそうなのに、なんかもう史上最高に感じる(これ以上言い表せない)。シンプルに眠いのもあるし、起きようという意欲が湧かない。起きなきゃという責任感も多少薄れる。起床時間が2〜3時間遅くなった。ただし夜眠れないのは最初の2〜3日だけで済んだ。寝れるのはまだよかった気がする。

起きなきゃという責任感が薄れているのはいいことかもしれないけど、そこはそれとして、時間は溶ける。

③著しく疲れやすい

昼間、かなり横になる。が、1週間くらいで、座りっぱなしには慣れる。しかし、10日経っても動悸息切れで、健康診断にすらたどり着けない。
時間にゆとりのある休日はなんとか外出できたので、疲れというより、薬なしで乗り物に乗ることへの精神的プレッシャーが大きいのでは? という感じがする。

アイナナの衣装展は行けた。ほぼ断食して行ったし、乗り物は幸い座れたのでダメージ少なかったけど、立って待ってる間はひたすら瞑想。立ってるだけで心拍数110。ただ内装が例年よりひらけていたので、プレッシャーを感じにくく、十分回れた。(このおかげで精神がかなり回復し、このnoteを書くに至った)

④文章を読んでるけど読めてない感じがする

聞いてるけど聞けてない感じがする。書けてるけど書けてない感じがする。仕事はめちゃめちゃ慎重にやってるからいいけど(それでも同じ人に2回メール送ったりしてるけど)、原稿の締切があるのでなんとかなってくれないと困るし、読書すらできないので孤独が極まる。(音声コンテンツはもともと苦手。耳が悪く聞き取るのが難しい)

しかし自分とばかり向き合っていると本当に病むし、運動する体力もないので、やはりなんらかの情報を求めてしまい、Twitterのおすすめタブを延々見ることになる。おすすめタブの内容があまり明るくないので、そのせいでまた病む気もするけど、個人的には、無限に流れてくる他人のツイートにはかなり救われた。

⑤異様に寒い

熱出る。動いてないからかもしれない。寝る前に布団乾燥機をつけてから寝ることにした。暑くて寝にくいけど、寒くて寝にくいよりは幸せだった。

⑥何もできないというストレスから、すぐできることをやろうとしてしまう

その最たるものが「食べること」なので、家でめちゃくちゃ食べる。白米と明太子を4日くらいかけてお腹いっぱい食べたら多少元気になった。ごはんは正義だった。しかしもともと予定していた外食はめちゃくちゃ腹を壊した。食べること自体はすぐ開始できるが、食べられるわけではない。

⑦離脱症状は一般的に2週間くらいで収まるらしい(?)(インターネット調べ)

けど、開始後10日くらいの時点では、離脱〜!!というよりは、単に薬飲んでなくて鬱……みたいな感じがした。結構前に抗不安薬を頓服薬としてめっちゃ飲んでてそれを減らした時に、離脱〜!!を感じたので、それに比べると、不安感とか全然楽だった。

ただ不安感は日に日に増すので対策が必要。個人的には、13〜14日目に自分にとってあまり楽しくない知らせが重なり、なんだこの孤独感は……なんだこの不安感は……なんだこの恐怖感は……!! と慄きまくる羽目になった。この辺りで「今すぐ死ぬ気力はないが、遠からず死ぬのだろう」という感じがピークになった。まあPMSかもしれないけど、実際それに遭ってる身ではどちらが原因だろうがどうでもよく、とにかく大変だったし、もう少し覚悟が必要だった。

⑧一人だったらたぶん破滅してた

そもそも一人だったらたぶん断薬してないけど、一人じゃなくてよかった。夫がいたので、わたしが仕事と最低限の予定しかクリアできなくても、楽しい予定に出かけたり、道中体力を温存させてもらえたり、美味しいものを買ってきてもらえたり、台所がぴかぴかになったりした。これは昔の自分に言うことになるので、なんか……あまり言いたくないけど……わたしはたぶん、根本的に、一人で生きるのが向いていないと思う……。たぶん夫にはそう思われてないし、そう思われないような振る舞いをしてるし、今回の壮大な鬱においても泣き喚いたり当たり散らしたり暗い話を暗い顔で延々し続けたりしていないんだけど、そもそも明るく振る舞えているのは夫のおかげだと思う。

⑨次の課題は書くこと

寝れるし食べられるし多少出かけられるし、今日やっと友人に自分から連絡できるようにもなった。次は、というか正直早いうちに、文章を書けるようになれないときつい。締切がある。とりあえずこういう乱文を書きまくって、文章を書くことに慣れたい。

⑩「待つ」という行為に耐えにくくなった

⑨で思い出したけど、そういえばだいぶ初期から、待つことがしにくくなってる。もともと早く白黒つけたがるし、保留が苦手なんだけど、歳を重ねるにつれマシになってきていたのが、退化している感じ。頑張ろう。

いただいたサポートで、ちゃんと野菜を食べようと思います。